妙塔山 妙満寺 雪の庭

妙塔山 妙満寺 雪の庭

2015年もさっそく10日から京都へ旅に出ておりました。
かみさんが京都の国際会館で行われる学会に参加して、ついでに和歌山へ帰省するというわけで、これにひっついていくことにした今回の旅。2日目の11日は、妙満寺、円通寺、蓮華寺と、洛北の庭園を巡ることにしました。

妙満寺は叡山電車の木野駅が近いんですが、かみさんに合わせて地下鉄で国際会館駅を利用します。距離にして1kmちょっと、バスもありますが、天気も良く、拝観開始時刻の9時までにまだ間があったので、徒歩で向かうことにしました。

妙満寺 境内

妙満寺は、1389年創建の古いお寺ですが、この岩倉の地に遷堂(移転)してきたのが1968年と最近のため、伽藍全体がまだまだおニューな雰囲気、とりわけインドブッダガヤ型の塔が異彩を放って目を惹きます。

もともと庭目的で訪れた妙満寺ですが、かみさんの実家からほど近い道成寺の安珍清姫で有名な鐘が、巡り巡ってこの地にあるという不思議な因縁もあるお寺です。

さて、オープンと同時に中に入り、本堂でお参りをした後、「雪の庭」と名付けられた庭園を拝みます。

妙塔山 妙満寺 雪の庭

この庭園は、俳諧師松永貞徳の造園と伝わり、清水寺成就院にある「月の庭」と、現存しませんが、北野にもあったとされる成就院の「花の庭」とともに「雪月花の三名園」と謳われたそうです。この「雪の庭」も、もとは妙満寺内の成就院にあって、比叡山を借景とした眺望が評判の庭園だったそうですが、この地への移転を機に、本坊の庭園としたそうです。

特徴ある石を多く配置しながら、巧妙な石組みが簡潔にまとまったいい庭だと思います。ただ、元が塔頭というより狭い敷地用に造園されただけに、外側部分がどうしても余計といいますか、本来の「雪の庭」と外側部分との馴染みがもうひとつ良くありません。また、残念ながら現在の配置では、比叡山との位置関係は微妙なところで、これはむしろ本堂から美しい山の姿が望めます。

面白いのは、ネットで他の方の撮られた画像などを見ていると、ちょっと黒っぽい玉砂利部分に水が張られているものがいくつか見つかります。以前水を張っていたのか、それとも大雨の後でたまたま溜まっていたのかがなんともわからないのですが、これがまたいい塩梅で、ちょっと要素が多いように思える石組みも、グッと落ち着いた雰囲気に見えます。

妙塔山 妙満寺 雪の庭

それと、このお庭は午後、庭園に向かって左手の宝物館寄りから眺めるのがハマるようです。冬の朝一で行ってしまったため、真逆光になってしまいました。

妙満寺は門の周りが季節になるとツツジで彩られてとても美しいそうで、機会があれば5月の大雨のあとの午後にまた訪れてみたいものです。

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