大徳寺 孤篷庵

京都庭めぐりの旅 ~ 大徳寺

京都庭めぐりの旅は1日挟んで3日目、カメラのセンサーの汚れをとったところから再開です。


デジカメセンサー異物付着事件」が京都駅前のヨドバシで解決したのが10時半頃。その後、大徳寺に向かうわけですが、京都駅を起点とすると、意外とすんなり行けません。時間がある時なら、地下鉄で北大路に出て歩けばいいんですが、すでに相当押してしまっているので、別ルートを探します。

そこで見つけたのが101系統で、これは四条堀川から堀川通を北上するんですが、今出川通を左折後、北野白梅町、金閣寺道を経由して、大徳寺には西側から回り込むようなルートを取ります。一見遠回りなんですが、大徳寺バス停より手前の千本北大路で下車して孤篷庵から見ていけば、正門から出て、妙蓮寺方面へのルートが取りやすいというわけです。「急行」というのもいいですね。本数が少ないのが難点ですが、今日は「持っている」ようで、たまたまちょうどいいのがありました。ただ、北野天満宮の梅の見頃が近いためかバスは超満員、オマケに市バスの運ちゃんがレーサー気取りなので、なかなかにスリリングです。

京都庭めぐりの旅 ~ 大徳寺

ありがたいことに、千本北大路バス停を降りる頃には雨はすっかり上がり、今後は次第に良くなるそうなので気持ちも盛り上がりますが、このタイミングがこのあと大仙院で素晴らしい体験をさせてくれることになります。

で、孤篷庵ですが、ここは小堀遠州の終の住処というわけで、通常非公開と言えど、門だけでも眺めていこうかなと言うわけです。孤篷庵自体は一度焼失しているそうですが、この門は創建当時を色濃く残しているそうで、と言っても江戸時代ではあるんですが、こうして歴史を重ねた空間の価値を享受すると、大都市圏の行き過ぎたスクラップ&ビルドや、それを好んで受け入れる社会について考えさせられます。

滋賀の長浜で生まれ、琵琶湖を行き交う舟を眺めながら育った遠州が、船岡山の麓で「舟」をテーマに作り上げたという庵はとても興味深いものの、また公開された折りにでもに訪れてみたいと思います。

孤篷庵からは、次の高桐院を目指して石畳を東へ進みます。大徳寺も妙心寺同様、広大な敷地に数々の塔頭が建ち並ぶお寺ですので、趣のある道がはりめぐらされていて、移動も苦になりません。


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