妙心寺 北門

京都庭めぐりの旅 ~ 妙心寺 桂春院・大心院

さていよいよ午後の部、妙心寺へ北門から入ります。

妙心寺は大徳寺と並んで、広大な敷地に、その数46と言われる塔頭が立ち並ぶことで、独特の風景が楽しめます。それだけに雨は程々がよかったんですが、まさに本降り。目的の塔頭を最短コースで結ぶだけになってしまいました。

妙心寺

数多くの塔頭のうち、通年拝観が出来るのは「桂春院」「大心院」「退蔵院」の3つだけで、ほかに「大法院」と「東林院」が定期的に特別公開を行なっています。

まず最初に訪れたのは「桂春院」です。ここには3つの庭がありますが、思惟の庭はどうも雨に気をとられて思うように観賞できず、真如の庭や侘の庭はちょっとピンときませんでした。どうも鬱蒼とし過ぎてるような気がして、まだ葉が茂っていない状態でコレですから、これからの季節はどうなるんだろうと考えてしまいます。

真如の庭
侘の庭

それでもこうして見ておくことが、今後に繋がってくるかもしれないですし、とくに露地に関してはほとんど見学経験がないので、いい機会でした。

続いて訪れたのは大心院です。
まずは方丈南庭、花壇があるのはちょっと珍しいですね。花が咲いていないのは寂しいですが、ちょっと明るい感じが好印象でした。

大心院 方丈南庭

そして中根金作氏の阿吽庭です。最近手を加えられたんでしょうか、自分の持っている資料と比較してかなりスッキリとしていますし、白砂も輝いています。庭園と言うのは月日が経つにつれてどうしても鬱蒼としてきてしまうのかも知れませんが、こうしてきちんと手入れがされているのは、見ていて気持ちがシャキっとしますね。お寺のご住職のなかには「あるがままがいい」と言って作庭や庭の管理に理解を示さない方もおられ、色々な考え方はあると思いますが、ちょっと心得違いのような気もします。

大心院 阿吽庭

さて、大心院の後は退蔵院に向かいます。

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