庭好きたるもの、一度はその最高峰と言われる桂離宮を訪れてみたいもの。
じゃあこの機会に…と思っても、桂離宮は現在宮内庁が管理しており、参観には事前の申込みが必要で、これに往復はがきを使うことなどは知っていました。
でも、記載内容などが分からないので、取りあえず宮内庁のホームページにアクセスしてみると、インターネットでの申込みもできることが判明。往復はがきは実費がかかるうえ締切が1ヶ月前まで、しかも返信が遅いと言う噂もあったのでネット申込みの対応はありがたい!とネット予約のページに飛んでみたところ、ナント予約可能な3ヶ月先まですべて満杯!桂離宮の参観は1日に6回あるのだけれど、そのどれもが一杯とは、春や秋の見頃ならともかく、この時期にとはにわかに信じられない状況ですが、まあ仕方ないと思い、今回は諦め…きれずにいろいろ調べてみたところ、色んなことが分かってきました。
じつはこの参観予約、往復はがきによる申込みと、ネットによる申込みはまったく別枠なのだそうです。しかもそれぞれの枠に設定された人数は、9対1くらいの大差があるとか。つまり、ネットで満杯でも往復はがきで申し込めば余裕でOKだったりするわけです。普通はネットで見て満杯ならその通り受け取ってしまいますよね。
ただ、残念ながらこれが分かったのは希望日1ヶ月前を切ってからのこと。参観の可能性は完全になくなった…かと思いきや、さらなる大どんでん返しが潜んでいました。
どうやら桂離宮(や御所も同様ですが)の申込みは直接京都御所にある宮内庁京都事務所に出向くのが最も確実で、前日まで受付可能とのこと。往復はがき枠が残っていればもちろんOKですが、残っていなかったとしても、ほかに外人枠というのがあるそうです。つまり外国からきた観光客が「ワタシ、カツラリキュウ、ミテミタイデース!」といきなり訪ねてきた時のために、若干用意しているとのことで、これが空いていれば、ひとりなどの少人数なら担当者の裁量で放り込んでもらえる可能性もあるそうなんです。
まったくややこしい話ですが、文化財保護のためにわざと敷居を高くしているのなら、まあ納得できなくもありません。日曜日は事務所もお休みなので、結局旅行2日目の月曜日、相生に行く前にオープンする8時45分キッカリを見計らって訪問。翌日の3月6日より7日の方が天気が良さそうなので、「7日は空いてますでしょうか」と聞いてみると、すべての部に空きがあるとのことで、アッサリ朝1番の予約が完了、このぶんでは6日もきっとすべてOKでしょう。実際見学の時も、多い時は3つのグループに分かれて見ていくらしいんですが、1グループだけでしたし、まったくネットを見た時の焦りは何だったのかと思うくらいでした。
事前に京都事務所に行くなんて普通は関西の人にしかできないわけですが、もし3日以上旅行日程を組んでいて、より天気のいい日に行きたいという時などには、直接宮内庁京都事務所に行くのがオススメです。もちろんダメな可能性もあるので、往復はがきが最も安全ではありますが、空いてさえいれば京都事務所での申込みは10分とかかりません。
へぇ〜!これは凄い裏技です!
桂離宮は行ったみたいとは思いつつもやはり予約のことがネックで
すこし面倒くさい印象だったのですが。これならお出かけついでに
良いかもしれません。
今やっとこさ先頭から記事を読んでいますが充実の旅で羨ましい限りです。
在住者は有名な場所は毎日通り過ぎてはいるもののなかなか巡ることが
できておらず駄目駄目です。
nimuどの、
いつでも行けると思うとなかなか行かないもんですよねー。それに結構拝観料ってかさむし、旅行でないと出せない金額かも。その点桂離宮とかは無料なので、申込みさえ行ければもう見放題!修学院離宮なんかもう庭になりそうですね(爆
4月頭の桜満開?の頃京都へ行きます(先週、宿だけは確保)。
まだ離宮も御所も観たことがなく、なんとかしたいと思うものの
、正月休みで皆さんスタンバイ、ネットはすぐ埋まりそうですね。
ハガキ枠、ネット枠は宮内庁のサイトでわかりましたが、その比率が違うとは!
事務所枠もあるんですね、駄目元で御苑散策ついでに行ってみようかと
思っています。
関連記事の等持院ですが、数年前の紅葉(11月、勤労感謝の日)でも二組しかいませんでした、たまたまなのか・・・・近くの金閣寺は大賑わいでしたが。
genpachiさん、こんにちは。
コメントありがとうございました。
自分もこの事実に気づくまでに数年かかってしまい、わりとこの記事はアクセスが多いので、変わってきてるかと期待していたんですが、やはりお役所ですね。
春や秋はやはり混み合うので、取れるかどうかは分かりませんが、首尾よく行くことを願っております。