旭山動物園を3時に出て、バスで旭川市街へと向かいます。
冷えた体を温めるには、名物旭川らーめんが一番!というわけで、バスは途中旭川四条駅近くで降りて「つるや」さんへ。ここは旭川ではかなり老舗だそうで、広めの厨房がとても清潔に保たれて整頓されていることに好感が持てます。おすすめのみそ野菜としょうゆをいただきましたが、飽きのこない、どこかホッとするお味が美味しゅうございました。
「つるや」さんのすぐ近くには、アベルジャズというオーディオ自慢のJAZZ喫茶があるんですが、残念なことにこの日火曜日が定休、お休みは仕方ないので、旭川駅の方へ1kmほどの場所にある高砂酒造さんへと向かいます。
旭川で酒蔵といえば、男山酒造り資料館が有名ですが、公共交通機関では多少行きづらいのと、建物に面白みがないのでこちらへ。「国士無双」という銘柄を作っている酒造さんです。兵庫生まれの自分には「高砂」という名前にはちょっと親近感がわきます。
画像の古い建物は明治期に使われていたもので、現在は道路を挟んだ反対側の工場で作られており、古い方は現在小さな資料館となっています。
ここも男山酒造り資料館と同様、観光バスが訪れるような施設ですが、その分試飲はじゃんじゃんできるのがありがたいところ。正直なところ、北海道のお酒には、これといった特徴を感じず、とくに可もなく不可もなくといった印象でおりました。でも、数年前より我が家のメイン米は「ななつぼし」となっていますし、酒米はちょっと違うとは言っても、地元米を生かした酒造りの流れが来ているいま、今後の道産日本酒には相当期待はしています。
試飲の結果、お土産には美山錦特別純米、一番搾りとありますが、あらばしりでしょうか、これの生を購入、それと風呂敷好きのかみさんが、画像の旭川風呂敷を買いました。この風呂敷、旭川を表した絵柄がとても愛らしいですが、地元近藤染工場で本染された一品です。
高砂酒造からさらに1.5kmほど歩いて、ホテルにチェックイン。今回お世話になるのは「ホテルパコ」さんです。ちょっと変わった名前ですが、決して「パコパコ」と連呼してはいけません。部屋は画像の通り狭いですが、寝るだけと割り切ってます。これだけならフツーの安ホテルなんですが、ここは天然温泉の大浴場が(女性は中浴場)ウリ、ルームキーを2つもらえないので、交代で行かなければなりませんが、これで弾丸ツアーの疲れも癒せるというもの。
18時過ぎ、ふたたび夕飯に出かけます。普段それほど肉肉しない我が家ですが、前回札幌で食べたジンギスカンが良かったので、旭川でも食べることに。「大雪地ビール館」や「まつじん」もありますが、訪れたのは「大黒屋」さん、ウリは画像の看板のとおり。
大泉洋の言う「臭くなくてなにがジンギスカンよ」と言うのも分かりますが、ここの生ラムはめちくちゃ美味しかった。しかも安くて野菜がお代わり自由なのも、我々的には高ポイント。サッと食べてサッと出たため、あまり衣服に匂いがつかずに済みました。
大黒屋を出て一旦はホテルに戻り、温泉につかりますが、10時過ぎにまたいそいそ出てきて向かうのは旭川ラーメン2軒目の「一蔵」。「鮭ぶしらーめん」と「一蔵らーめん」を頼みましたが、旨い!これが旭川ラーメンかと言われると分かりませんが、自分の好みに合っているようで満足しました。
画像上が「鮭ぶしらーめん」、下が「一蔵らーめん」ですが、「一蔵らーめん」の方がより自分に合っていて美味しく感じました。お店も綺麗で朝4時までやっているのもいいんですが、一杯1000円に迫る価格がちょいとマイナスポイント。
食べ終わって帰る頃には吹雪のオマケがつきましたが、無事初日の全日程終了に満足です。