ついで旅2日目、1番の目的は彦根城 玄宮園です。
あまり好きではない大名庭園の中でも、栗林公園とここ玄宮園だけは別格と、長年訪れる機会をうかがっていました。
前日夜中の0時過ぎにホテルに戻りながら、朝5時に起床、6時半には出発と、別にリーガロイヤルでなくても全然OKな泊まりっぷりですが、連泊の恩恵でこの日は終日フィエスタを地下駐車場で温存できました。
この日も関西1Dayパスを利用、まずは京都駅から彦根に向かいます。彦根までの小1時間、下り方面なので寝ながら行こうと思っていたら、なんと予想外の大混雑。山科で降りるか、野洲で降りるかとやきもきしていましたが、結局米原まで混んでいました。
玄宮園にはオープン10分前の8時20分頃に到着、朝一できたのにはワケがあって、時間の有効利用はもちろんですが、庭園から見える天守閣が北東を向いているため、程なく逆光になってしまうためでした。
西口から入園してすぐに臨池閣ごしに天守閣を見あげた写真が1枚目、まったく見事な景観です。
ちなみに天守閣から玄宮園を眺めるとこんな感じ。二条城では借景になるはずの天守がなく、物足りなさがありましたがここはその点完璧です。
園内を時計回りに回っていくと、船着場があります。向かいは蓬莱島ですが、大名庭園の割にしっかりとした石組みが配されているのが楽しい。
さらに進んでいくと少し趣が変わって州浜が現れ、優しげな雰囲気となります。天守は少し木に隠れてしまいますが、ここの景観が池の奥行きも感じられて一番気に入りました。
さらに進んで蓬莱島を見ると、鶴が戯れている鶴鳴渚と呼ばれる石組みがあります。
左手には臨池閣、中央奥は楽々園の槻御殿で、枯山水庭園があるんですが、うっかり見るのを忘れてしまいました。あちこち修復中のようでしたので、また次の機会に行ってみましょう。
途中、池とは反対側の築山を上がると、外堀が見えるんですが、そこには白い蓮が咲き乱れており、蓮好きの自分には嬉しいサプライズ。やっぱり玄宮園、いいです。
龍臥橋からみた蓬莱島、中央寄りの背の高い石が鶴首石です。雑誌の写真で見た蓬莱島はもっと樹木が多くて、全体的にこんもりとしていたんですが、今築城410年祭というのをやっているようなので、その一環ですいたんでしょうか。様々な刈り込みがあって楽しげだったんですが、きちんと手を入れられているならいいと思います。
それよりも背後の野球場の照明塔が気になるかも。球場も市で運営してるとしたらちょっとどうなんだろうかという気もします。
玄宮園、素晴らしい庭園ですが、見所が多いだけに周回できないのがちょっと不便かも知れません。それでもこの上ない好天、すっかり堪能しました。帰りは東口側から出て、国宝 天守閣へと向かいます。
天秤櫓と廊下橋、時代劇で度々登場する名所ですね。天守へは結構な山登りですが、9月1日の割にさほど暑くないのがありがたい。
そして天守閣、小さめですが現存12天守の一つ、立派な国宝です。
お城独特の急階段を上がった最上階からの眺めは絶景、琵琶湖に浮かぶ竹生島も良く見えます。風も心地よく苦しゅうない苦しゅうない。
天守閣を降りてくると、博物館のところにひこにゃんが。なにやらユルいパフォーマンスを披露していますが、あまりかわいくない?
さてこのあとは米原の清岸寺か、田村の福田寺か考えつつ彦根駅へと戻ります。