きのう、タダで餅が食える!というわけで行ってきました小湊鐵道里見駅。
ちょうどこの日は妻も出勤で「暇だなー」と思っていたところ、たまたまウェブサイトで里見駅での餅つきイベントを知りました。杵つきのつきたて餅が食べられる!となれば餅好きにはたまりません。弥七を飛ばして行ってきました。
当日は結構天気もよく、かなりの人が集まっていましたが、自分の行った15時の部の前に行なわれた12時の部には300人!ほども集まったとか。また、この餅つきイベントは今年4回目だそうで、今後も地元で盛り上げていきたいとのことでした。せっかく里見駅でやるので、いつかは里見浩太朗を(ゴルフの帰りにでも寄ってもらい)ゲストに迎え、普段は八兵衛餅として乗客の方に販売するとかどうでしょう?
お餅はその場で「大根おろし餅」と「きなこ餅」にされ、好きな方を選んで貰えるんですが、最後にちょっと残ってそうだったので、おねだりして両方とも頂いてしまいました(笑
里見駅では、小湊鐵道の合理化で無人になってしまった駅舎を利用して、毎月第1、第3の土日に地域住民のグループ「喜動房倶楽部(きどうくらぶ)」が喫茶店をはじめたそうで、待合室でコーヒーや地元名物の「祭寿司」などを味わえるほか、野菜の直売しています。小湊鐵道の利用者へのアピールももちろんですが、数年後には建設中の圏央道の市原南ICができることから、地元でも色々と模索しているようですね。
最近は時代の流れでしょうか、田舎の価値というのが多少見直されているようで、小湊鐵道をつかったCMもよくみられます。ハイキングなどのこれまでの目的とは別に「田舎(ローカル線)を気軽に味わう」あるいは「昭和の風景を見たい」というニーズもあるようで、この日も里見駅に停車した小湊鐵道はかなりの盛況。何気なく撮った写真からも、なんとなく昭和のような活気が感じられたりします。しかもこういうシーンに赤とクリームのツートンカラーの車両はよく似合いますね。
そういえば房総には小湊鐵道のほかにJRの久留里線やJR木原線を引継いだ第三セクターのいすみ鉄道があり、小湊以外はそれぞれポップなボディーカラーをまとった車両を走らせていましたが、久留里線は1年前から、いすみ鉄道ではこのGWから小湊鐵道と同様に昔ながらのカラーの車両を走らせています。久留里線は塗装を元に戻しただけ?ですが、いすみ鉄道などはわざわざ富山で走っていたJRの車両を、廃車を機に引き取って連れてきたんだそうです。
房総の道路はかなり整備されており、純粋な交通機関の役割としては、もはやクルマにかなうはずもないんですが、観光名所的な存在として受け入れられつつあるということでしょうか。沿線住民としては、弥七ばかり使って身勝手と思いつつも存続はしてもらいたいので、田舎の田舎らしい風景演出が功を奏してくれるといいなと思います。