結局、登別には80分遅れの16時半頃に到着。
登別温泉は1日あたり1万トンもの湧出湯量を誇り、「いい湯だな」のドリフ版、ビバノン・ロックでも最初に出てくる温泉で、個人的には草津、別府とあわせて3大温泉と認識しています(ビバノンは+南紀白浜)。源泉の温度も高温なため、ピュアな温泉成分のまま浸かれるほか、泉質も食塩泉、硫黄泉、重曹泉、酸性泉、明礬泉、緑礬泉、石膏泉、芒硝泉、鉄泉と9種類もあって豊富。このうち今回泊まるホテルまほろばでは、硫黄泉、食塩泉、単純硫黄泉、明礬泉の4つが楽しめる…とあります。
JTBプランの中から、風呂のでかさと夕食の3大カニ食べ放題で選んだんですが、部屋は一番安いと洋室でした。温泉宿で洋室はどうも盛り上がらない気もしますが、和室は団体さんでやかましいかも知れず、かえって良かったかも。仲居さん曰く、この日は7割程度の入りだったそうですが、実際夜は静かでした。夕食は遅い時間だと団体さんで混むらしいので、最初17時半と言われましたが、とてもムリなので18時にしてもらいました。
洋室8階からの眺め。ここへきて晴れてきたので、夕食前の腹ごなしに画像奥にある地獄谷へと向かいます。メインの通りを抜けますが、温泉街という感じとはちょっと違いますね。それにここは別府と違って個人経営の小さな民宿や旅館がほとんどありません。個人的には別府方式の方が好きですね。
途中、閻魔大王さんが鎮座していて、ほどなくショータイムということなので、待っていると、画像のような感じに変身しました。なかなか笑えますが、子供は泣くかも。
だんだん硫黄臭がきつくなって、いよいよ地獄谷です。お決まりの光景ではあるんですが、遊歩道のあちこちでゴボゴボッと音がすると、地球の息吹を肌で感じるようで、やはり普段とは違う感動を覚えます。
遊歩道を突き進んでいくと鉄泉池という小規模な間欠泉があり、グワグワえらい煮えたぎりようです。
この日はたまたま地獄の谷の鬼花火というお祭りがあるそうで、また夜出直しです。
さあ、待ちに待った夕食バイキング。目玉は毛ガニ、ズワイ、タラバの3大蟹食べ放題。最初は「やっぱ毛ガニよね」とチマチマ食べるものの、だんだんめんどくさくなってきて、タラバに走ります。
他にも海産物からデザートまで食べきれないほどの種類が置かれるほか、帆立の浜焼きや道産牛のステーキはその場で焼いてくれます。北海道での最後の夜は至福の時間を過ごせました。
そして食後はまた地獄谷へ行き、地獄の谷の鬼花火を見物。地獄谷に棲む「湯鬼神」たちが、人々の幸せを願って厄を持ち去るため、夜空に向かって鬼花火を打ち上げる…という半ば花火大会のようなお祭りで、大盛況でした。
夜は温泉に浸かって旅の疲れを取りました。写真が載せられないのが残念ですが、さほど混んでいない上に相当広いもんですから、ゆっくりできました。肌もツルッツルになって、もともとそんな温泉好きな方でもないんですが、こうなると「来てよかったナ」と思います。
湯上がり後は、道中に仕入れた数々の北海道限定飲料で喉を潤します。どれも美味しくて気に入りましたが、本当にトウモロコシを食べているようなとうきび茶には驚きました。コアップ・ガラナは瓶のデザインが秀逸、ちょくちょく見かけて気になっていたセイコーマートにも室蘭で立ち寄れて良かったです。
明日はいよいよ北斗星に乗ります!