久々の自転車にクロスバイクを購入

11年ぶりくらいでしょうか、久々に自転車に乗ってみることにしました。

最近、5kmほどの距離を頻繁に行き来することになり、もちろん弥七号でも構わないんですが、これを自転車に置き換えれば数々のメリットがある…と思い、購入を検討し始めました。

なにしろいい運動になるし、ガソリン代も節約できるほか、後ろ盾のなくなってしまったフィエスタを温存できるうえ、田舎道で張り込むワケのわからない取り締まりに引っかかることもない…といいことづくめ。

さっそく近所にある（というかここしかない）サイクルベースあさひに行って目に留まったのが、ウィークエンドバイクスというもの。一見ロードバイク風でありながら街乗りに特化し、11kgという軽さを活かしてママチャリよりも走りが楽しい、クロスバイクというジャンルになるんだとか。

なるほど、最近近所でもよく見かけるロードレーサーのような乗り方をする予定はなく、5kmの往復と買い物や、いずれ飼うかもしれない新たなワンコの散歩などが目的ならば、クロスバイクあたりが合ってそうです。

ところで11年も自転車に乗っていなかったのは、それまでの10年で3台も故障→廃車を繰り返し、スッカリ嫌気がさしてしまったから。なので、「永く乗れる」ことを重視しつつクロスバイクなるものを調べていくと、どうも最低でも5万円クラスのものにしたほうがいいらしい。
「自転車に5万円も！」というのはちょっとした衝撃でしたが、つまりこのクラスになるとギアやブレーキなどの各部品にそれなりのものを使っていて、取りあえずランクはどうあれシマノさえ使っていれば修理や交換もしやすくて、直しながら永く使えるということらしい。

同じ「沼」として知られるカメラとは違い、自転車は車に取って代われば、それなりに元が取れる可能性もあることから、ここは予算をグッと上げて調べてみたものの、初心者向けのボリュームゾーンゆえか相当なモデル数で、友人にアドバイスをもらいつつ候補をあげようにも、どこから手をつけたらいいかわからないくらい。

そんな中、装備している部品を一覧で比較できる表を作成してネットに公開されている方がいて、それを元になんとかピックアップしたのが以下の4車種。

• ライトウェイ・シェファードシティ
• アートサイクルスタジオ・A660F
• ルイガノ・ティラール
• ジオス・ミストラル

山下達郎じゃないけれど、もともと明るい緑色の自転車が欲しかったので、最初は上の2車種が有力でした。スペックを見てもA660Fはダントツで、ほぼこれに決めかけていましたが、送料がお高いことと、普段使い仕様にするためのダボ穴がないことから断念。余計な装備をつけない方が軽くて快適なのは重々承知ですが、行った先での撮影や買い物ができた方がいいし、カゴをつけてちょっとママチャリルックにした方が、もしかするとドロボウに狙われにくいかも。

一方、シェファードシティで残念だったのは、円安の影響か2014年モデルから年々スペックが低下してきていること。なので、2014年モデルならかなりお買い得だったものが、2016年にはシマノ率が低下してすっかりフツーになってしまいました。
そういう意味では円高に戻りつつあるいま、自転車購入には不利かもしれません。
シェファードシティは塗装の仕上げが良く、サイクルベースあさひでも扱っている安心感はありましたが、ジオス ミストラルと実売で1万円近い価格差を埋められるだけのメリットが見当たらず、最終的には下の2車種の一騎打ちに。

ルイガノ・ティラールとジオス・ミストラルの装備部品は非常に似通っていて、A660Fには多少及ばないものの、一通りシマノで揃えられているうえに、走りに大きく影響すると言われるホイールに、逆にちょっといいR501を装備しています。
両車を比べた場合、普通なら1.1kg軽くて1万円安いミストラルに軍配が上がりますが、基本2色しかないために被りそうなところ、ティラールは緑こそないものの、赤の色調が自分好みなところから、価格差さえなんとかなれば愛着のわきそうなティラールを選びたいところ。

結局2017年モデルが現れる直前のこの時期が幸いし、某通販店でティラールに1万円以上のポイントが付くことと、送料無料なこと、スタンドや泥除けなどの普段使いに重宝する付属品が同時購入の場合格安で購入でき、取り付けも無料なことから、トータル価格ではミストラルを逆転することが決め手となり、ルイガノのティラールを購入することになりました。

今後は「沼」にはまらないように気をつけつつ、現在2台体制のクルマが、将来1台になってもカバーできるかどうかなどの見極めもしていきながら、楽しいチャリライフを満喫したいと思います。