1月に期待外れだった鎌倉ですが、長谷寺に良いお庭があると聞いて出陣。
訪問は2019年3月18日になります。知り合いの紹介で何度か利用させていただいていた箱根のロッジのシェフがこの度退職されることとなり、お別れとお礼に1泊し、長谷寺にはその帰りに立ち寄ることに。
画像は芦ノ湖越しに望む富士山、庭とは無関係ですがあまりに見事だったもので。
随分久しぶりの長谷寺で、入り口もこんなだっけと思うくらい。観光客も相当な数で、最近の観光地はガラガラかメチャ混みのどちらかのようになってきました。
山門を通って右手の奥に2017年9月に完成したばかりの、写経道場として使用される書院があり、その書院前に庭園はあります。見事な石の配された枯山水庭園で、多少苔の部分が多いかなと思いましたが、その分水の流れがイメージしやすく思います。
道場への入り口を挟んで反対側がこちら、汀が緩やかな分下流か、流れ着いた海原といった設定でしょうか。清らかな気持ちで写経に取り組めそうですね。
長谷寺には先ほどのものほど庭園としてまとまっていませんが、境内全体にわたって手が入れられており、それぞれに楽しめます。上の画像は入ってすぐのところにある池泉庭園です。
こちらは観音ミュージアムの脇にある庭園。
清浄池と名付けられていますが、なかなか良い雰囲気です。
長谷寺は建物こそ新しくて見るほどのものでもないのですが、枯山水と池泉の庭園があったり、洞窟があったりバラエティ豊かで散策の楽しいお寺です。そして極め付けはこの展望、由比ヶ浜から逗子までの美しい海岸線が一望できます。
長谷寺は境内全体を回遊庭園として捉えると面白いかもしれません。