向上寺 三重塔

美景の宝庫 生口島 瀬戸田

前回行き残した生口島は、風光明媚を絵に書いたような島でした。

すばらしい快晴の中、瀬戸田港よりまず山を登って向かうのは向上寺さん。この600年以上の歴史を持つ古刹にあって、一際美しくそびえ建っているのが国宝三重塔です。そしてこの塔越しに眺める海がまた尾道の天寧寺同様、瀬戸内らしい景色。

向上寺 三重塔

塔の朱色と海の青のコントラストが映えます。午前中の光線がよく、このためにサンライズを利用したようなものです。

向上寺 三重塔

三重塔は1432年建立で相輪先端までの高さは約19.5メートルで、和様を基調としながら初重の扇垂木や花頭窓、軒下の賑やかな組物など、禅宗様を取り入れた折衷様式がまた瀬戸内を感じさせます。

しおまち商店街

山を下って「しおまち商店街」を通り抜けます。サイクリストのオアシスとされているこの商店街、ちょっと楽しみにしていたんですが、残念ながら平日のためか閉まっている店が多い様子。出口のところにある「瀬戸田レモンラーメン」が超気になるものの、三原といえばタコ!というわけで今回のランチは「たこ処 憩」さんのたこめし定食です。

蛸処 憩

メインは天ぷらも選べますがここは刺身をチョイス、この身の美しいこと!これで1910円です。しかもこの店、実は「水曜どうでしょう」の聖地で、「サイコロの旅6」で軍団も立ち寄ったところ、カウンターにはグッズが置かれていました。

蛸処 憩

2つ前のテーブルの右側にミスター、通路側に大泉が座っていたようです。もちろん定食は美味しく、次回訪れる時は天ぷらで!と思っていたところ、残念なことに半年後に閉店してしまいました。

お店の目の前にある「耕三寺」はあまり興味がないので素通り、公共交通機関を使った生口島の旅は、バスの時間との兼ね合い次第ですが、少しばかり時間があったので平山郁夫美術館へ。

平山郁夫美術館

と言っても平山氏の作品ではなく庭園を鑑賞、この喫茶室の利用だけなら入館料は不要です。刈り込み主体の枯山水ですが、やはり軒の深い建物からの眺めは良いですね。電線はちょっと、なんとかならないものでしょうか。

瀬戸田サンセットビーチ

美術館脇のバス停からバスに乗車、島の南側へと移動しますが、途中生口島を代表するスポット「瀬戸田サンセットビーチ」を通ります。降りている時間はないのでそのまま通過。

生口島

そして多々羅大橋をくぐって少し進んだところにある「早瀬」バス停で下車、なかなかフォトジェニックなロケーションのバス停です。

海へ出てみると海水が美しく、ここからの多々羅大橋の眺めはどこの南国かと見紛う絶景。

多々羅大橋

ここから山を登って多々羅大橋の付け根を経由し、尾道行きのバス停のある瀬戸田パーキングエリアへ向かいます。

瓢箪島

橋の付け根あたりから眺めるレモン畑と海。瀬戸田のレモンはあっという間に有名ブランドになりました。右手に浮かぶ島はご存知「瓢箪島」で、島の中を愛媛と広島の県境が通っています。

生口島

しまなみ海道沿いに進みますが、こんな景色に出会える徒歩もまた良いものです。

瀬戸田港前の旅館つつ井でレモン風呂に浸かり、来た船で三原へ戻るプランもあったんですが、尾道ルートを選び、思いがけない美しい景色に癒されました。

瀬戸田PAからはバスで尾道へと向かいます。

 

 

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