阪急9000系

阪急電車

9月7日も雨。この日は姫路を出て神戸に向かった。


神戸は東横インに泊まる。三宮に東横インは2つあるが、高速から近いという事でIにした。(結局国道を使ったので意味なかったが)

都市部のビジネスホテルは駐車場を備えているところが少ない上に、仮にあったとしてもどういうわけか先着順と言うところも多い。東横インなら台数こそ多くないものの、駐車場は予約制で安心なのと500円と安いのもいい。それにしても先着順と言うのはどうしたものだろう。予約したはいいが、当日駐車場がいっぱいでウロウロなんてごめんである。予約制にするのが普通じゃないだろうか。

チェックインタイムは16時だが、15時には入る事ができた。以前の同僚と夕食を共にするために梅田に向かうのだが、ここはJRではなく、阪急に乗る。阪急電車は5歳の頃に住んでいた逆瀬川からスイミングスクールのあった西宮北口まで、いつも利用していた思い出深い電車。

乗ったのは最新の電車だったのだがこれまたビックリ。関西の電車は関東に比べて競争が激しいためにレベルが高いとは良くいわれるが、以前にも増してインテリアのグレードがアップしていた。

クルマで木目といえば高級車のインテリアに欠かせないものだが、この電車はもう昔からマホガニー調の木目だらけ。最新のものはドアの内側と貫通路の面が濃いめの木目になっていた。床は石畳をイメージした感じ。照明も特急電車を思わせるような間接照明が採用されており、スッキリとしたデザインと相まって、非常に室内が柔らかく落ち着ける空間となっている。ただ、天井中央部は若干でも湾曲させ、質感も多少マットな方が、間接照明の光の行き届き方にもう少し高級感が出るかも知れない。

阪急電車のデザインは、決して新しさを感じさせるようなものではないが、電車はクルマと違って何十年も使うものであるし、公共的なものなので、普遍性の高いものを採用する事には賛成だ。

外から見ると、ワイン色のボデイのアルミの窓枠がよく映えるし、そこから見える木目の壁とオリーブ色のシートのコンビネーションは完璧なまでに高級感を醸し出している。これで蛍光灯ではなく白熱灯かそれに近いカラーの電灯ならさらに良さそうなのだが、それじゃあムードあり過ぎか。

自宅で仕事をするようになってからあまり通勤電車には乗ってないが、最近はどこの鉄道会社も帯を貼り変えただけで、ほとんど同じになってしまっているのに、こうして頑にアイデンティティを確保しようという姿勢は素晴らしい。総武線や京葉線に見せてあげたい。

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