500で函館 16(最終回)

さて、いよいよ帰る時がやってきてしまった。でりっち氏実家からフェリーターミナルに向かい、チケットを購入したとき、やっぱり物悲しい気分になる。

それだけ自分にとって函館は素晴らしいところだった。もちろんお世話になった方々のおかげでもあるのだけれど、函館という街はとても適度にバランスがとれた街だと感じる。市街地と自然、山と海、歴史、地形、大きさ…それらがどれもバランス良く形成され、心地良い独特の雰囲気と、流れる時間のスピードを持ち、「ああ、住んでみてもいいなぁ」と思えるのだ。前にも書いたと思うが、街を俯瞰出来る山があること、これも自分にとっては重要だ。下界にいる時は山の容姿に愛着を抱き、登って一望すると心を安らげる事ができる。しかしいい印象も、まだ肝心の冬の厳しさを知らないからそう思うのかも知れないし、逆に冬を知ってしまったら一層魅力にとりつかれるかも知れない。とにかくまた是非来てみたい。帰りの青函連絡船で眠りこけてしまうまでにそんな事を考えていた。
ところで、青函連絡船だが、会社は数社あり、それぞれに価格も違う。我々は帰りに東日本フェリーを使った。夏場料金が上がるのはいただけないが、JAF割引で相殺といったところだろうか。この時期、価格的には元々安い上に夏季料金もなく、ネット上で10%割引券を配布している青函フェリーが最もお得だろう。
また、就航している船自体にもかなり居住性などに差がある事は、一般的にあまり気にされていないようだ。気にしたところで便数が限られているため、時間をずらす事は現実的ではないかも知れないが、こちらのサイトで詳しく紹介されているので、参考にしてみるといいだろう。今回乗ったのは行きも帰りもガラガラだった上にすぐに眠りこけてしまったために快適だったとしか言いようがない(笑)でもやっぱり青函フェリーのあさかぜ5号よりは、東日本のばにあ号の方がより客船らしかったし、倍くらい大きかった分だけ揺れも少なかった(はず)。
さて、シリーズ冒頭でも触れた500の力つきたように起きたエアコン故障はどうしたものだろうか。やはりエアコンが効かないのはきつい。バッテリーを外して冬場までお蔵入りというところだろうか。なにしろまだ車検は10ヶ月、保険が切れるまででも9ヶ月もあるのだから、いきなり廃車と言うわけにもいくまい。10月の信州クラブミーティングには最後だし乗って行きたいのだけれど、微妙なところだ。

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500で函館 16(最終回)」への4件のフィードバック

  1. ハードそうだけど・・・楽しめてよかったねぇ♪
    北海道の景色とお車がよくお似合いでしたよ。
    「園」好きなわたしは、北海道と言ったらー某動物園に行きたいですわぁ(笑)

  2. mika>>
    あれはまた遠いんですよ~。またさらに東京から京都くらいの距離を行かねばならないんス。おまけに全線高速道路じゃないからかかる時間と言ったらもう…。

  3. どもども、函館スゴイいい街でしたね。私もすっかり気に入りました。フェリーに乗り込む時は手を振って見送られ、函館も最後かと思うと涙出る寸前(爆)、思いっきり後ろ髪ひかれましたよ。
    つかの間の休日、さっそく仕事バタバタと写真の整理もする暇なく、もうしばらくデータ送付お待ちください。
    うちのBLOGにも函館旅行記、書こうと思いつつ、kahanのココのリピートのような日記になってしまいそう・・。ハハ(笑)

  4. YUPAさん>>
    どーもー。お疲れさまでした。なんだかまたすぐにでも行きたいような気分ですよ。とにかく北海道らしいカラッとした夏を体感いたいですね。

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