今回は鉄分タップリでお届けします。
うめだから、阪急電車に乗って嵐山に向かうべく桂駅で乗り換えたんですが、嵐山線用ホームに横たわっていたのはピッカピカの往年の特急車6300系でした。
この電車は自分が6歳だった1975年に登場、自分は神戸線沿線在住だったのであまり馴染みはなかったんですが、登場以来阪急を代表する車輛として憧れたものです。以来、35年近くに渡って活躍してきたんですが、近年老朽化のため徐々に特急運用から除外、ドアが車端部の2カ所しかないために乗降に時間がかかって、停車駅の増えた今の特急にはそぐわなくなってきたと言う理由もあるそうな。
そこで、元々8両だったものを4両に縮めて、支線である(4駅しかない)嵐山線で余生を送ることになったらしいんですが、余生を送るにしてはえらい大掛かりなリニューアルを受け、そのクオリティたるや関東人にはビックリなレベルで、ついつい鉄なレポートになってしまったわけです。
外観は以前とさほど変わりませんが、奇麗に塗り替えられて新車同然。関東に限らず最近の電車はステンレスやアルミむき出しのボディに粘着テープのラインが多いですが、塗装車はこうしてオールペンするとまた新車の輝きを取り戻せるから良いですね。普遍性の高いデザインやカラーも影響しているでしょう。
そしてインテリア、これはもう画像のとおりなんですが、オーソドックスでありながらこの質感は異常としか思えませんね。「こりゃ4駅だけじゃもったいない」そんな感想すら持ちます。
ちょっと驚いたのが下の画像、当日は気づかなかったんですが、ここに写っている広告3枚、妻面の右側は阪急のボディ色系、左側はシート生地色系、左ドア横は室内色系ともとれます。これって意図的?
この日はそのまま新幹線に乗って、品川で横須賀線に乗り換えたんですが、迎賓館からプレハブ小屋に引っ越したような、あまりの違いにガックリするほどです。
嵐山線と言うと、関東では京急の逗子線とか、西武の多摩湖線みたいなもんでしょうか、まったく贅沢な感じです。
でも、電車なんてものは車輛が良いから乗るって商売でもないんでしょうし、それならシャシー共通の車輛を安価で入れる方が正しい判断なのかもしれないですね。とは言えこんな車輛が京葉線や京成に入ってくれたらいいなぁ。
大阪は行ったことがないので、読んでいて羨ましかったです。
今度時間を見つけて行ってみようと思ってます♪
にしても・・・コラコラ逗子線をバカにしてはいけません。
あの電車は金沢文庫で快特と合体するので、たった4両編成でもゴージャスな座席だったりします。
(あのドレミファソラシドレ~♪の音がする車両)
それにぃ~千葉にこんなゴージャスな車両は似合わないぞぉ♪
らっかせい号みたいなカワイイ系が似合うと思います(笑)
>>しみどの
うるちゃい、京急は京成と繋がってるし、横須賀線は総武線と…、結局同じ穴の狢じゃ。
鉄分良いですね~
ここまで手を入れると20年は使用するのでしょうね、伝統の木目調化粧板が2トーンになったりと伝統と歴史の重みを感じますね。
コスト削減の名目でどんどんグレードダウンしていく物もあれば、このような手の掛かったものがあるというのは何とも嬉しい事ですね♪
小学生の頃、家族で関西方面に初めて旅行をした時に、梅田~河原町まで乗車したのがこの電車でした。
木目調の室内にクロスシートという、なかなか上品な雰囲気なのに、特急券は不要というサービスの良さに感心したのを覚えていますよ。
実は6300系って結構好きなんだけど、誰かさん(笑)に被るからなぁーっていうのが本心だったりしちゃったり…
>>しょっぱーずどの
20年はどうでしょうねー、そうすると半世紀以上になりますしね。ともあれまだ見られるのはいいことです。
>>むしゅどの
ちみはAEがあるでしょ~。これ、KATOで再販されてるらしいんだけど、現在の技術で作って欲しいなぁ。
桂駅周辺に住んでます。嵐山線をご紹介いただきありがとうございます。
6300系のお話、とても興味深く読ませていただきました。
沿線には一部大きな御家もありますが、決して高級住宅街というわけでもありません。
でも、この電車のおかげで、沿線のクオリティが上がったように私も思っておりました。
あの内装、とっても高級感があって良いですね。私も好きです。
>>cocoon119さま
いやいや、桂良いところですよ。自分は史跡好きなので桂離宮をはじめ、苔寺、松尾大社とじつに羨ましい。
6300系もいい隠居場所を与えてもらえたと思います。