さよならブルトレ

さよならブルトレ

ついに東京発のブルートレインがなくなってしまいました。
西宮で生まれ、父母の実家がそれぞれ宮島、赤穂にある自分は昔から西への思いが強く、ブルートレインの行き先表示の「西鹿児島」や「長崎・佐世保」などをみると「ああ、父さんや母さんの実家近くを通るんだなあ」と郷愁を感じたものでした。

新幹線だって博多行きがあるわけですが、こちらにはどういうわけかそういった思いは抱きませんでしたね。
70年代のブームの時には、「さくら」「はやぶさ」「みずほ」「富士」「あさかぜ」「出雲」「瀬戸」「紀伊」と夕方の東京駅は大賑わいだったものです。そんな中初めて乗ったのがPFの牽く「富士」で、宮島に行くのに広島まで親父にせがんで乗せてもらいました。たしか贅沢にもA寝台個室でした。当時の富士は西鹿児島行きで24時間以上かけて走破していたと思います。

その後車内販売のバイトで「はやぶさ」「富士」「あさかぜ」に乗り、多感な時期の多くをそこで過ごしたので、思い出深い分、こうしてきれいさっぱりなくなってしまうのはまったく寂しいことです。時代の流れとは言え、JR各社とも新幹線に乗せたがって、これらのブルートレインに対してはあまりサービス向上に努めてこなかったように思います。日本中の新幹線がJR新幹線となり、在来線とは別会社だったなら、それこそ日本中の競合でもう少し違った展開になっていたかも知れません。実際のところ高速バスより速く、新幹線より安い長距離手段は、それなりに需要もあるように思うんですけども。

自分にとってのブルートレインは、もはや弥七になってしまいましたが、電車特急として残っている出雲にはいずれ乗ってみたい。ただ、客車列車のあの独特の感じを味わうにはもう北海道方面か大阪発しかないんでしょうか?また何かの折りに臨時ででも復活してくれるといいですね。

AD

さよならブルトレ」への6件のフィードバック

  1. えっ・・・そうなの?
    子供の時から弟たちと図鑑を見て憧れていたブルートレイン。。。
    ちょっとショック。
    それよりもショックだったのが、タイトル見て「ブルセラ」って読んでしまった自分自身です。

  2. >>ぴぃちん
    これはお馬の名前をもらってるのでセイカイバ(のはず)。同じ漢字でも舞楽や模様を指す時にはセイガイハとよむ(らしい)。
    >>しみぽん
    夜行は遠くへ連れて行ってくれる…って感じがよかったんだけどねぇ。
    ブルセラっていま死語なんじゃないの?さすが昔からわしよりオヤジですね?

  3. なんだ、あおうみなみごうじゃなかったんだ(爆)
    500は汗血馬でしたっけ??
    ブルトレは私も結局高校の修学旅行で青森~上野で乗ったっきりでしたわ。北斗星乗りたいー。

  4. あおうみなみごう にしちゃえばいいのにっ(笑)
    昨日だったかの朝のニュースでラストランやってたけど、すっげー人だったね~
    ファンが多かったのだろうねぇ。

  5. >>でぃりぃどの
    そーなんですよ、このあたりはなかなか難しいっすー。北斗星は一度乗りましたよ、上野駅で「札幌行き」の表示が当時は新鮮でしたね。
    >>ぴぃ♪どの
    やっぱり旅情を感じるのは長距離列車と、船くらいだからね。新幹線や飛行機ではなかなか…。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

検索語を上に入力し、 Enter キーを押して検索します。キャンセルするには ESC を押してください。

トップに戻る