房総Drivin’

でぃりぃ殿が、今年は遅めのGWをとっていると言う事で、房総ドライブを企画。

鋸南町周辺を目標に、走りやすい道路と観光スポット、そして寿司を組み合わせてプランを作成し、8日出掛けてきた。

Kahan城を出たのが朝8時半頃、2台でいくのも良いけれど、ここはでぃりぃ氏のユーノス500、1台に同乗して往年のヒットソングを聴きつつ行く事に。
鹿野山の南から上総湊に抜けて海沿いを走るが、今日もじつにいい天気。10時頃に安房勝山に到着したものの、寿司屋の開店までまだ間があるので、いったん海岸に出てみる。

ここには千葉では数少ない源平史跡のひとつ、源頼朝の上陸地碑がある。伊豆で旗揚げしたものの破れた頼朝が、命からがら舟で渡って、ここへ流れ着いたと言う。
内房とは言え、この辺りまで来るとなかなか海が奇麗で、青空と相まってとてもいい眺め。でぃりぃ殿は仕事がらみでこのあたりに1ヶ月ほど滞在した事があるとか。

そうこうしているうちに11時になったので、今回のメインイベントとも言える寿司屋「惣四郎」に向かう。ここはランチがかなりオススメで、地魚8カンにアジが1匹丸ごと入った味噌汁と、デザートがついてナント1050円！。白身好きにとってはじつに有り難いセットです。いやー、今までこういうお店を探していたんですよ。
例えば房総の安い寿司で知られる「かなや」や「ばんや」は朝獲れ寿司が850円だけれど、地魚中心のばんや寿司とかになると1500～1700円となってしまい、さらにこれらの店はシャリが寿司マシーンによる握りだが、今回のお店では当然オヤジさんが握ってくれる。

ネタの種類はその時によって変わるけれど、画像のようにちゃんと名前を紙に書いてくれるのが嬉しい配慮で、名前が分かると食べ比べがまた楽しい。
今回は左上からカンパチ、スズキ、コチ、カイワリ（これが実はレアらしく、アジ科の魚だがアジの中では最も旨いといわれ、価格も高価らしい）。手前の列左からマコガレイ、イシダイ、ホウボウ、ボラと、じつに素晴らしい組み合わせ。今後も是非通ってみたい。

寿司のあとは、以前から桜の名所ということで行ってみたかった佐久間湖に行ってみる。ここは佐久間ダムのためにできた人造湖で、今の時期桜は当然ないけれど、最近整備されているだけに、過ごしやすくて、湖畔を流して気持よいところだったらいいなと思ったけれど、そこはやはり千葉でした。亀山湖などとあまり変わりなく評価は「6」といったところだろうか。これで高滝湖のようにアートスポットや旨い蕎麦屋でもあればまた違ってくるんだろうけれど、でも人が少ないのはいいのかな？

佐久間湖のあとは、棚田で有名な大山千枚田に向かったが、途中通った長狭街道はじつに気持いい道路で、クルマでもバイクでも持ってこいだろう。途中怪しげな道を折れて大山千枚田に到着。ここは佐久間湖とは逆に「まあ、田んぼだから…」とあまり期待していなかったものの、思いの外気持のいい場所だった。千枚田と言いつつその数は375枚だそうだが、オーナー制度や各種トラストによりその保護、保存に努めているそうだ。ここの一番眺めのいいところに棚田倶楽部というお茶を飲めるところがあるのだが、この日はその保存会かなにかのイベントがあるそうで、残念ながら利用できなかった。

千枚田からはまた長狭街道にもどって、国道410号を北上するが、この道もまたとても気もちいい。長狭街道と同じく交通量も少ないのでじつに快適、でもトラックなどの大型車に詰まると…。

という感じでグルッとまわってきて帰ってきたのが午後3時過ぎ。Kahan城で庭を眺めつつお茶をしたあと5時頃こんどは嫁もいっしょに青海波号で茂原へ。茂原には広島風お好み焼きを食べさせてくれる「きゃべつ屋」というお店がある。少し前から食べたくて仕方なかったのだ。

早い時間だったのでお店には一番乗りだったけれど、続々とお客さんがご来店。ほどなくテーブルもカウンターも埋まってきたのだが、みな我が家に帰ってきたかのようなくつろぎっぷりで、店内がじつにアットホームな雰囲気。よほど地元で愛されているようで、これも広島の呉出身と言う女将さんのお人柄でしょうか。
お好み焼きもふわっとしてやさしい味がしてとても美味しい。こちらもまた機会があれば通いたいところですね。というわけで充実の1日でした。でぃりぃ殿もお疲れ様でした。