庭師道

めんどくさいようで、なかなか楽しいのが庭いじり。

このところの連日の雨もあって、雑草がものすごい勢いでのびてきはじめたが、今年もなんとか追いついている。草取りをして庭を（そこそこ）きれいにしていると、やはり愛着もわいてくるというもの。そのうえ、先日のリフォームのついでにこさえてもらった縁側がまたとても気に入っており、めぐの散歩の後などは毎日のように座っている。
縁側に座って庭を眺めていると、のびている雑草はかなり気になるので、草取りをしたくなるし、草取りをしてひととおりきれいになると、今度は庭を整形したくなってくる。当然造園に関してはまったくの素人なのだが、ある種の緊張感が欲しくて、あれこれとやってみた。

まず庭には井戸があるのだがそこを水源と見立てて、その正面に滝壷をイメージした場所を作る。そしてそこから両側に水が流れていく感じで白い砂利の通路をつくっていった。そうするとちょっといい雰囲気になったので、更に石の配置など細かい部分の修正をしてみたりした。
ただ、今のままでは砂利が足らず、川が途中で途切れてしまう感じ。前回砂利を導入した時には、結局駐車場にも砂利が回らなかったので、追加でまた同じ業者から購入し、庭の足りなかった部分と駐車場に敷いた。

縁側周りにも十分敷き詰めることができ、かなりご満悦。縁側は客間についているので、客間からの眺めがグレードアップ（したような気がする）。あとは大きめの岩を井戸周りに配置してみたいのだが、これが調べてみると結構お高いものなんですねー。輸送も考えたらえらい手間がかかるのでこれはとりあえず断念。
そしてまた縁側に腰掛けて思案、庭を眺めつつ思ったのは「うーん、苔が欲しい…」。苔が土の部分を覆えば、雑草も幾分生えにくくなるだろうし、なにしろ風情がある。というわけで、スコップを持って出掛け、ちかくの田んぼからちょっと苔を拝借。井戸周りならまず水気も多いので根付くかも知れないと移植してみる。ただ、この苔、拾ってきた時がわずかに遅かったのか、除草剤をまかれたようなあとがあって、色もちょっと黄緑っぽくなっている。なのでもしかしたら枯れてしまうかも知れないが、なかなか探すとないのが苔。人様の家から無断でもらってくるわけにもいかないし…。とりあえずはしばらく様子を見てみようか。

庭いじり、なかなかハマります。