日曜の決勝から一夜開け、千葉へ帰る前にちょいと寄り道。
2002年にも1度F1と絡めて鳥羽水族館へ来たことがありましたが、今回は松坂泊でより鳥羽に近いとなれば、水族館好きとしては行かないわけにはいきません。近鉄特急でシュッと行きたいところですが、それは帰りにとっておきました。
鳥羽水族館といえばラッコ、とくに近年は輸入がほぼできなくなったことから、貴重な存在となってしまい、ロイズとメイの2頭に会うのが大きな目的の一つでした。
周回遅れのエントリーのため先に書いてしまいますが、ロイズは残念なことに、この日から1ヶ月も経たないうちに亡くなってしまいます。最後の元気な姿に会えたことはよかったのですが、何とも愛らしい姿を思い出すと寂しいことです。
これで、鳥羽水族館のラッコはメイちゃん1頭になってしまいました。ロイズが亡くなってからしばらくの間、探すそぶりを見せていたと言います。
2002年に行った時の写真が残っており、2頭のラッコの写真がボケボケながら残っていましたが、この2頭はロイズとメイではなくコタロウとポテトで、2004年その間に生まれたのがメイでした。20年ぶりの誕生に水族館も歓喜に包まれたと当時の広報誌に載っていました。
一方、2005年に和歌山のアドベンチャーワールドで生まれたロイズは、2009年に鳥羽にやってきて、2014年に1度サンシャイン水族館へ行きましたが、2年後にはまた戻ってきたそうです。
ロイズが亡くなって、一時期国内に122頭ほどいたラッコは、6箇所でわずか8頭となってしまい、しかも全体的に高齢化しているとのことで、このままいくとそう遠くない将来、日本でラッコを見ることはできなくなってしまいそうです。
生息地で減少していたラッコも、規制のおかげで最近は増加に転じていると言われ、再び輸入ができるようになる可能性もありますが、やはり人間の都合で連れてきてしまうのも、考え直さなくてはいけない気もします。
といいながらも、こうして海の生き物たちを眺めて癒されている自分がいるのも事実で、また見にきたいなぁと思ってしまうわけです。
今回、ラッコ とともにもう一つ大きな目的だったのがオタリア、訪れる2ヶ月ほど前に赤ちゃんが生まれ、「みぞれ」と名づけられました。
この日はほぼお母さんにもたれて、ほとんど動きませんでしたがかわいいものです。
水族館を楽しんだ後、鳥羽からは名古屋まで近鉄特急(写真のしまかぜではなくビスタカー)、そこからは新幹線で帰り、10年ぶりのF1観戦は無事終了です。