もう4ヶ月近く前の話になってしまいますが、新レンズを導入しました。
最近、地元工務店さんの仕事をさせていただくことになり、新築物件を撮影する際に手持ちの12mm(換算24mm)ではかなり厳しいというわけです。
純正、またはオリンパス製で、価格も含めていまひとつコレといったものがない中で目にとまったのがLAOWAという中国メーカーのレンズ。画角は7.5mm(換算15mm)で明るさもF2と必要十分なスペック。
肝心の写りの評判も悪くなく、金属製の鏡筒は超小型で質感もなかなか高いとあっては、62500円の価格は決してお安くはないものの「これも仕事だから♪」と購入を決めました。
7.5mmのおかげで室内での写りも期待通り。ネットのレビューで指摘されていた周辺光量落ちは、F4以上に絞ることでそれなりに改善されますし、どうしてもの時はレタッチでなんとかなるでしょう。それよりもシャープな写りには驚きです。
F2と比較的明るいことと、手ぶれ補正機能のおかげで、室内でも余裕の手持ち撮影ができます。いや、広角レンズ、今まで撮れなかったような写真が撮れてこれはハマりそうです。
実は購入時に一番気になっていたのはマニュアルフォーカスであることでした。自分が初めて買った一眼はミノルタのα7000、つまりほぼマニュアル経験はゼロ、そこにいきなりMFは大丈夫か?
結果は全くのノープロブレム…と言うより、マニュアル撮影は写真を撮っていると言う充実感があってじつに楽しいことを発見。実際ピンボケ失敗作もできてしまうんですが、そもそも超広角のためパンフォーカスでの撮影が多く、望遠レンズほどシビアではなく済みます。
「P」モード常用ではほぼ無縁になりかけていた、絞り値を決め、ピントを調整し…という一連の行為は、自分の意識も撮影により集中しているような気がしますし、このほうが上達も早いんじゃないでしょうか。クルマのMTもそうですが、原理につながる行為は、それなりに経験しておくことが大事かもしれませんね。
というわけで、すっかり気に入ってしまったこのレンズ、本業でもしっかりと活躍してくれることでしょう。
ようやく超広角に目覚めましたね(笑
歪みを積極的に利用すると、楽しい絵が切り取れて面白いですよ。
風景に躍動感を与え易くはなりますが、散文的になるので難しい時も多いです。
ですね、小さいので持ち歩きも楽々なので、お供させたいと思います。