F1

F1カナダGP

ハミルトンの初優勝は素晴らしかったけれどまったくドタバタなレースだった。

あれだけアクシデントが続くとだらだらしてしまって、GP2じゃあるまいしと興ざめしてしまう。野球でホームランは確かに見せ場だけど、乱打戦よりも投手戦の方がプロっぽく見えるような感じだろうか。
とにかくハミルトンはよく頑張った。モナコほどではないにせよウォールの近いカナダで、集中力を切らさずにトップチェッカーを受けたのは称賛に値する。
それにひきかえチャンピオンのアロンソは独り相撲で自滅という感じ。独り相撲はモナコ直後から始まっていたようで、どうにもハミルトンを意識したような発言が目立ち、それがかえって自分を追い込んでいたのではないか。
決勝後、アロンソは自身の成績をセーフティーカーのせいにしていたけれど、元はと言えば予選でのミス、そしてスタートでのミスが原因で、もしセーフティーカーが出ていなくても今回はハミルトンが勝っていたように思う。
今まで追う立場だったものが追われる立場になり、プロストが引退したあとのセナのように、気持のうえで状況を消化し切れていないのであろう。レース後のコメントにも焦りが見られるようだが、このままズルズルいかずに頑張ってもらわないと、今シーズンが終わってしまう。
一方で、クビサのクラッシュはさすがに凍りついた。映し出される映像が、94年イモラのラッツェンバーガーの時のようにも見えたからだ。あれでねん挫だけで済むのだから奇跡と言おうかF1マシンがすごいと言おうか。
クルサードは今回もまたまったく見せ場なしでした。でもウェーバーのようにピット戦略ミスで2位が9位になっていたら地団駄では済まなかっただろうから、リタイアでも仕方ないと思うべきだろうか。カナダから5週で4戦なので、信頼性が確保し切れていないのは痛い。

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カテゴリー: F1

F1カナダGP」への4件のフィードバック

  1. クビサの件、最近のF1はすごいですな。ホントに。SAタクマもヨカッタですね。ある意味歴史的なレースで見せてくれました。
    で、 赤馬に乗り換えた飲んだくれのフィンランド人はどうしちゃったんだか…

  2. >>Yukizoはん
    クビサのに比べればよほどセナの事故の方が軽かったように思いますね。サスが刺さりさえしなければ…。
    飲んだくれフィンランド人はパンツはき忘れて運転に集中できなかったんじゃないですかねぇ。

  3. 師匠のライコネンの評価はよくわかりました。忘れません!
    勝てない間は、何を言われても耐えるしかありませんが…。

  4. >>frenchballoonさん
    ギャー!あれはYukizo様向けコメントですから真に受けてはイケマセン。それに「実力でしょ」と言ってるのではないんです。本来はもっと速いはずだのに…という事なんですけどね。
    ただ、キミは「速けりゃいいんでしょ」タイプのドライバーですよね。ってことはどんな状況下でも結果を出さなくては成り立ちません。不振を周りのせいにしてはキミファンらしくないと思いますよ。

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