F1

F1マレーシアGP 2004 予選

予選結果や内容よりも、とにかく今年の(昨年もだが)レギュレーションはつまらない。だんだん悪くなっているというのは如何なものか。


ホンダやルノーなど第3勢力が台頭して来ている時に、予選の一発の速さでチームの比較を楽しもうとしてもあまりに多くの要素がありすぎて比較出来ないし、だいいち予選にクライマックスがないのは本当に退屈。予選用タイヤを出せとまでは言わないが、やはり予選では極限の走りを見たい。決勝タイムが予選タイムを上回るというのは奇形だ。2002年までの予選方式では下位チームがテレビに映らないから、というのは確かに理解は出来るけれど、いつも言うように主催者側の都合ばかり押し付けていたら、「もうF1はいいや」となるに決まっている。だいたい昔の方式で予選開始後どのチームも出て来ない空白の時間が出来てしまう事は多くあったのだから、そこで走れば十分テレビにも映れるだろうし、少しは観客の立場に立った変更ができないものなのか。12周ルールに戻してテレビでは各ドライバーの最速ラップをあとで編集して1名ずつ見せれば良いではないか。そもそもこれらの新しいレギュレーションは意外性のあるスターティンググリッドを生み出してバトルを増やそうと言う魂胆が見え隠れしているが、そんなものはF-1の本質から大きくずれているし、見せかけだけのバトルなど緊張感がないだけだからいらない。今年も既にF-1用に宿を予約しているけれど、金曜日など場所取りの為だけに行くようなものじゃないか。よほど鳥羽水族館の方が楽しいかもしれない。
で、予選結果だが、ウェーバーはホントに素晴らしい。安定してなおかつ速いシューマッハーのように見えて来た。ライコネン、ウェーバー、アロンソと段々ハイレベルな役者が揃って来たように感じる。ここに本当は佐藤琢磨に絡んで欲しいところだが、あれほどバトンとの開きがあるようでは残念ながら難しいかも知れない。テレビでは今宮さんが必死に佐藤琢磨の置かれる不利な状況をアピールしていたけれど、同じ事はマッサにも言えるのだ。しかし彼はフィジケラの前に出ているではないか。マカオで優勝した琢磨の事だから,はじめは日本人で初めて低速コーナーを速く走れるドライバーと思って楽しみにしていたけれど、実はそうではなかった、多くの日本人と同じ高速コーナータイプらしいのだ。今のままではF-1の世界に残る事も難しい。なんとか頑張っていい流れを築いて行って欲しいところだ。
クルサードはまたも見るべきところがなかったが、決勝でまずはスタート、それからレース運びを見せてもらうとしよう。

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カテゴリー: F1

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