F1

ニューマシンが続々登場

今日、マクラーレンの新車、MP4/20がお目見えし、トヨタ、ザウバー、BARとあわせて、少しずつ出そろってきた。

一番登場が早かったのはトヨタで、去年に比べて幾分精悍でコンパクトになったような気もするが、ガスコイン効果で昨年のルノーのようなマシンが出てくる事を期待していたのでちょっとがっかり。ビックリしたのは次のザウバーのマシン。最新の風洞設備を駆使して開発したというそのマシンからは強い意欲が感じられる。基本的にはフェラーリやルノーのマシンのしぼっていたところをよりザックリとしぼって来たのだが、ザウバーでこれだけの攻めの姿勢があれば、その後のマシンがどんな形になって来るかが興味深くなるというもの。
しかし、しかし、我らが佐藤琢磨の乗るBARのマシン007ときたら、トヨタ同様キープコンセプトぷんぷんのコンサバデザインで登場してしまった。まあ、自分自身は形を見ただけでは速いかどうかなどは分からないので、以降のマシンを見て相対的に判断しようと思っていたところに、マクラーレンのこれまた攻めのデザインマシン。サイドポンツーンの形状などザウバーと共通した空力解釈も見受けられ、やはりBARは保守的に分類せざるを得ない状況。もちろんテストでのタイムなど当てにならないし、開幕してみないとどのマシンコンセプトが優れていたかなんて分からないのだけれど、チャンピオン争いや、少なくとも今シーズン何勝かを奪いたいのであれば、やはりザウバーやマクラーレンのような攻めのデザインが見ていて納得出来る。BARのマシンからは今年も着実なポイント狙いなのかと感じてしまうのだ。これが、昨年低迷したトヨタなら分かる。しかし選手権2位を獲得し、次は1位しかないというチームがこんなコンサバでいいのだろうか…。
もちろんシーズン中にもスペックアップはしてくるだろうけれど、今シーズンこそ優勝して欲しい琢磨の乗るマシンなのだから、もうちょっと斬新によるチーム力をアピールして欲しかった。BAR007が予想外に速い事を望む。

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カテゴリー: F1

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