随分と間が空いてしまいましたが、九州ドライブを続けます。
いよいよ南側から阿蘇に登っていきますが、その前に給油を済ませます。「袖ヶ浦」というのはなかなか知られていないナンバーで、地方へ行くと「どこ?」という反応が多いんですが、阿蘇のGSの兄ちゃんは知っていたらしく「ここまで自走してきたんですか?」と驚いていました。長距離ドライブはこの瞬間がまた晴れがましいものです。
道は予想通りガラガラで、スイスイ走れて楽しいんですが、予想外だったのは阿蘇山の色で、どこもかしこもラクダ色。3月も中旬になればもうちょっと青いかと思ったんですが、聞けばまだ山焼き前なんだとか。のどかな草原の中で牛がノンビリ過ごしている風景があまりにも有名な草千里もこのとおり。
それでも雄大な眺めは素晴らしく、頑張って来た甲斐がありました。草千里からは阿蘇駅方面へは行かず、西のファームランド方面に下っていき、昼食を済ませた後、今度は阿蘇外輪山へ登ります。
クネクネ道を登り切ったところで、外輪山の尾根を走るミルクロードを北に向かって曲がりますが、この自宅から最も遠いポイントで、弥七の走行距離は99,999kmを指し、ほどなく大台の10万kmを達成しました。
購入から8年弱と結構かかってしまいましたが、この場所で達成できたことに感慨もまたひとしおと言うものです。
ミルクロードをさらに進むと、「天空の道」と呼ばれるポイントに着きます。雲海の上に浮かび上がる道路の景色が見事なスポットですが、なにぶん今はラクダ山、計算通り順光ではあったものの、雲海も出てないし、昨日の雨でぬかるんでそうなので、そこそこのところで引き返しました。
天空の道スポットはここから前の道をもう少し歩いていったところになるそうです。
ミルクロードに戻ってもう少し進むと、阿蘇随一の展望を誇る大観峰に着きます。阿蘇の地形がよくわかる爽快なスポットで、観光客も結構いました。いやぁ、阿蘇、素晴らしいです。
ここから九州、いや、日本屈指のドライブウェイであるやまなみハイウェイを、本日の宿泊地である別府に向かって進むわけですが、この時点で時刻は16時を回っています。九州ゆえに日没時間は遅いんですが昨日雨で見られなかった別府SAからの景色をみるべく少し急ぎます。
やまなみハイウェイは、こうして阿蘇から湯布院方面へ向かうと、夕方でも順光で眩しくありません。楽しみにしていたやまなみハイウェイは、とてもいい道なんですが、やはり山が茶色いからか、期待し過ぎたためか「うーん、70点!」という感じ。そしてギリギリ間に合いました。別府SAからの眺めです。遠く大分市まで望めるんじゃないでしょうか。
この日は別府の鉄輪温泉泊となります。明日はいよいよ九州最終日、湯に浸かってゆっくり疲れを取りましょう。