富田林と言えばワイエムワークス!と、言いたいところですが…。
やっぱり寺内町ですかね。
いま思えば、當麻寺のお店で柿の葉寿司を食べておけば…と後悔しています。當麻寺から近鉄電車で古市に戻って、河内長野方面に乗り換えて2つめにあるのが富田林駅。ここでランチでもしようかと思っていたんですが、お店がない!取りあえずまだ持ちそうなのでこのまま寺内町を散策することにしました。
富田林市のサイトによると、寺内町は 16世紀半ば、西本願寺派興正寺第14世の証秀上人が、南河内一帯を支配していた守護代から富田の「荒芝地」を銭百貫文で購入。興正寺別院の御堂を建立し、近隣4か村の庄屋株が中心となって町全体を仏法の及ぶ空間とする宗教自治都市を開発したことがはじまりだそうです。
寺内町の広さは東西約400メートル、南北約350メートルで、当時は外周に土塁を巡らせ堀割もあり、4か所ある出入り口にはそれぞれ木戸門が構えられ、夜間は閉ざされて治安を守っていたそうです。今でも土塁の一部には竹やぶも残っており、その区画は比較的ハッキリと残っています。
現在、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、さらに城之門筋は建設省の日本の道100選にも選定されています。
かなり整然としているうえにどこみな小綺麗いなので、かえって作り物ぽい感じもあるんですが、秩序だった街並はいいものですね。結構クルマも多く行き交っており、夏場の早朝にここで弥七の写真でも撮ってみたくなります。
普段は重文指定されている旧杉山家の中に入って、いろいろと説明を受けたりできるんですが、この日は月曜日で休館、そのかわり観光客も少なめで写真を撮るのには向いているかも。最近じないまち展望広場という寺内町の案内施設が作られたようで、自販機で買った珈琲をすすりつつパンフレットを眺めて観光経路を練ったりすることができます。
画像をポコポコ貼っておきますが、最後にある寺内町から見える変な塔、PLさんの塔でしょうか?まあ、多くは言いませんが広島の厳島神社の向かいにある建物と通じるものを感じますね。良い悪いは別にして、どちらも造形はダサダサです。