2008年富士での日本GP以来、10年ぶりのF1観戦に行ってきました。
鈴鹿サーキットで言えば2006年以来12年振りということになります。1990年と、1997年〜2008年まで毎年通っていたF1観戦に行かなくなったのにはいくつかの理由がありました。
夫婦で行くとかなりの予算がいる
高価なチケット代の他に、鈴鹿への交通費や宿泊費、滞在中の食費など結構なもので、他にも行きたい旅先もあるだけに、そろそろお休みしようかなということに。
宿がとれなくなった
毎年通っていた頃は、桑名のとあるホテルを利用しており、チェックアウト時に来年の予約をしておくことができましたが、ホテルがその対応をやめてしまったため、宿の確保を難儀する羽目に。
混雑具合がひどい
2006年は鈴鹿の来場者のピークだったそうですが、それはそれはひどい混みようで、富士の運営ばかりが取上げられますが、この年の鈴鹿も酷いものでした。
デビッド・クルサードがいない
長らく応援していたペヤング先生こと、デビッド・クルサード選手が2008年で引退し、光景のベッテル選手をうっすらと応援はしているものの、ちょっと一息ついた感じがありました。
それでも興味を失ったわけではなく、とくに2012年の可夢偉表彰台の時などは「盛り上がったんだろうな〜」と羨ましく思ったものでした。
そして2018年、「ちょっと行ってみようか」となりました。鈴鹿も30周年でイベントある上にフェルナンド・アロンソも最後かもしれないのがきっかけでした。
改装された鈴鹿は行ったことがなかったし、入場者数もここ数年は最低を更新し続けているとかで、ホンダが強くなる前の今がチャンス、しかも2015年に新たに設定された「西エリアチケット」なら9000円で楽しめるとあって、これは相当節約できます。
その「西エリアチケット」をしゃぶり尽くそう!と今回は初の木曜日から楽しむことにし、夜行バスを利用することに。これが居心地が悪くてWillerのリラックスというシートですがフードをかぶると頭がつかえるし、130〜140度リクライニングできるとWEBサイトにはあったのに「後ろの方のご迷惑となりますので、全部倒さずにご使用ください」って全然意味なし!
バスは朝7時5分前に白子駅に到着、荷物は宅配便でホテルの直送しているため、そのまま路線バスに乗り継いでサーキット入りです。
残念なことに入場するあたりから雨がポツポツ。この日はF1マシンの走行はありませんが、こうしてピットレーンを歩くことができ、各チームのピット作業を間近で見ることができます。
トロロッソ・ホンダのピットです。ホンダはカッコつけて日本人ドライバーをなかなか乗せようとしないので、あまり好きではなく、今回の参戦にしてもバトン・アロンソの両チャンピオンの活躍を見る機会を奪い、引退に追いやったことは実に罪深いことと感じていますが、それにしてもエリック・ブーリエの物言いにはカチンとくるので、見返してやってもらいたいところ。
こちらはフェラーリ、10時頃まで開かず、ファンサービスとしてはちょっとマイナス。2020年からは目隠しの衝立なども禁止になるようですね。
レッドブルのタイヤ交換練習、さすがにこのチームは数々のショーランを行うだけあって、ファンサービスを心得ており、まさにプロチーム。ホンダが2019年からここと組めるのは良かったんじゃないでしょうか。
西エリアチケットでも遊園地はフリーパスです。写真の観覧車のほかジェットコースターなども乗り放題。悪天候も手伝ってほとんど待たずに乗り尽くせました。
イベント会場では以前のマシンを展示、木曜だけに間近でじっくり眺められます。写真は中嶋選手の乗ったロータス99T、このキャメルイエローに夢中になったものです。
トロロッソの昨年型STR12(かな?)に今年のカラーリングをして展示、サイドポンツーンの曲線がなまめかしく、このような質の高い造形がF1の醍醐味です。
西エリアチケットは木曜・金曜はスタンドにも入場できるので、午後はそこから選手のインタビューを見られます。アロンソ選手はこの年が最後となってしまいました。
こちらは来期アルファロメオ移籍が決まっているキミ・ライコネン選手、彼がこんなに長く続けるとは思いませんでした。
木曜日は初めてだったこともあって、かなり楽しめました。西エリアチケット、素晴らしいです。
つづく