MOA美術館 所蔵琳派展

きのうは雲ひとつない快晴のもと、妻と熱海はMOA美術館まで行ってきました。

お目当ては6日から始まった所蔵琳派展。所蔵と言うからには、前回の大琳派展のように世界からかき集めてきた大掛かりな規模ではないものの、そこは西の細見に対して東の琳派所蔵の雄であるMOAですから国宝のアレとナニをはじめ、数々の素晴らしい作品が…と、期待は膨らむばかり。
しかし、残念なことに国宝のアレである光琳の紅白梅図屏風はありませんでした。こちらもウッカリしていたんですが、所蔵展ならあるだろうと思い込んでいたんですね。毎年梅の咲く頃には展示されるそうなので、少なくともそれまではお預けです。
でも、同じく国宝のナニ、仁清の色絵藤花文茶壺や、光悦の樵夫蒔絵硯箱などはシッカリ鑑賞できました。宗達の軍鶏図などはとてもよかったですね。

また、MOA美術館には復元された光琳屋敷があってこれも今回のお目当て。昭和60年、美術館の3周年を記念して光琳自ら設計した屋敷の図面をもとに復元したもので、数々の名品を生んだ環境を文字通り垣間見られます。光琳と関係なかったとしても趣がありますので、上がり込めないのが少し残念。隣は甘味処になっていて、お汁粉を頂きました。

MOA美術館は大学入学時の研修で訪れたのが最初で、ここ10年以上ご無沙汰していましたが、その素晴らしいロケーションがお気に入りの場所。(宗教がかった怪しい面も多々ありますが)昨日のような快晴のなかではそれが一層際立ちますね。
美術館を堪能したあとは徒歩で海岸まででて散策、当日は冬の花火大会があるようで、出店が準備に追われていました。
実は今回悩んだのが交通手段。美術館への山登りもあり、クルマで行きたいのはヤマヤマだったんですが、渋滞で帰りが遅くなると留守番のめぐがかわいそうなのと、熱海まではどうもルートがすんなりいかないので、電車にしました。横浜新道や西湘バイパスを使うと混雑する一般道を経由しなければならないし、小田原厚木道路を使おうとすると遠回り、首都高湾岸線のまま横浜からそのまま行けるといいんですけど、悩ましいですね。

でも電車もまた結構ややこしくて、いろんな切符を調べなければなりませんでした。千葉方面からもっとも安く行こうと思ったら、ホリデーパス(西は平塚まで)と平塚~熱海間の乗車券を組み合わせる方法がいいようで、自分の場合そのまま乗車券を買うより1000円以上安くなります。でも、これで普通、快速列車のグリーン車を使おうと思ったら5000円オーバーになってしまいますので、あと数百円出して特急の指定席でいく方法もあります。踊り子箱根フリーきっぷを使うんですが、これは都区内と横浜市内からの設定しかないため、別途23区内で最も千葉寄である小岩駅までの乗車券が必要になりますが、今回はこちらを選択しました。
特急踊り子号には久し振りに乗りましたが、まだ昔の車輛を使っているんですねぇ。シートは幾分マシなものに換えられていましたが、台座はそのままのため、前の椅子の下に足を入れられず、シートピッチも狭いのであまり快適とは言えません。夜行快速のムーンライト号で使われているものの方が遥かに快適というのは如何なものでしょうか。
でも、1日あるきまわって疲れた体には電車はやっぱりラクちんです。なにしろ電車でお弁当を食べるのが大好きなので、今回も往復で3つも食べてしまいました。(爆)

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MOA美術館 所蔵琳派展」への2件のフィードバック

  1. この踊り子の車輌は古いですよね~?
    25年前に通勤で東海道線を使っていましたが、たまにこの車輌を普通電車に使用していて「お得感」を感じたものです。
    踊り子は旧名は「あまぎ」でしたね。
    それにしても、電車の耐久年数って長い!
    ・・・元鉄っちゃん・・・バレました?(笑)

  2. >>Fiesta ST Finalどの
    自分も電車わりと好きですよー。詳しくはないんですけども。
    でもこれ、昔は斜めのラインのカラーリングで話題になりましたよね。どうしてやめてしまったんだか、前の方が良かったように思います。
    そうそう、昔は東北新幹線に乗るために大宮までこの電車で行かないといけなかったですよね。

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