清盛神社・歴史民族資料館など

14時間近く運転してきた割にはヘロヘロでもなく、チェックインタイムもまだなので、クルマだけ置かせてもらってそのまま宮島へ。

何しろ今日は雲ひとつない快晴、昨年雨で行けなかった場所に行ったり、美しい宮島の景色を写真に収めたりしたい欲が頂点なのだ。
桟橋から参道を歩き、厳島神社には寄らず裏手を回って、西の松原にある清盛神社をめざす。満潮から2時間半ほど経ち、潮が引きはじめているがこの松原から眺める神社や鳥居もまたなかなか素晴らしい。


清盛神社は、その遺徳をたたえるために1954年に創建された比較的新しい神社。その前年から清盛祭もはじまったとのこと。日本人ならほとんどの人が知っている平清盛だが、こうして愛され、讃えられているのは広島と神戸くらいだろうか。もっともっと評価されるべき人だと常々思っているだけに、こういった土地に来るとホッとしてしまう。

清盛神社のあとは、宮島歴史民族資料館に立ち寄る。ここは19世紀前半に建てられた豪商の商家を利用したと言う資料館で、民族文化的な資料といっしょに二位尼像や、六波羅蜜寺のものを模したような清盛像も展示される。中には川瀬巴水の版画や浮世絵など版画好きにも嬉しいものまである。これで入館料300円は破格、ただ少し雑然として埃っぽいのでこのあたりうまく見せるようにして貰いたい。

さて次は宝物館。厳島神社に奉納された美術品や鎧兜、刀剣、衣装、楽器などを展示しており、建物自体も文化財指定されているものではあるんですが、目玉である(はずの)平家納経がレプリカで、本物は特定の公開時期しか見られないのが残念。レプリカにしても大変奇麗なもので、これじたい相当の価値があるわけなんですが、やはり、清盛自筆の文字を見てみたい。これは各地の美術館に貸し出される時もあるので、そのチャンスを待つとしましょうか。

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清盛神社・歴史民族資料館など」への2件のフィードバック

  1. その気になればいつでも行ける所に住んでいながら、実は宮島には数えるほどしか行ったことが無いんですよね(^^ゞ
    観光地の地元の人間ってのは案外こんなもんかも知れませんが..(^^ゞ
    今度、時間を作ってゆっくり歩いてみようかな。。

  2. >>ケイさん
    地元ってのはそんな感じになりますよね。遠くから来るだけにありがたいという気持もきっとあるんだと思います。
    でも、いつまでもあると思っていたら、そうでもないのが遺跡なんですよね。

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