SL内房線100周年記念号

SL内房線100周年記念号

1週間経ってしまいましたが、久々に内房線でSLが走るというので見に行ってきました。


今回のイベントは、今から100年前の1912年3月に蘇我-姉ケ崎間が開通し、続いて8月には木更津まで延伸された内房線の100周年を祝ってのものだそうです。

SL世代ではないので、懐かしさは全くないんですが、5年前のイベントで初めてデゴイチの走る姿を見てから、その力強さや迫力にすっかり魅せられてしまい、しかも今回はそのD51ではなく、1973年にいちど廃車されながら、昨年復元されて見事に復活を果たしたC61形機関車が充当されるということで楽しみにしていました。

それにしてもSLの汽笛って言うのはどうしてあんなに心の琴線に触れるんでしょうね。聞いているだけでどういうわけか気持ちが高ぶってしまいます。C61のそれはD51よりもちょっとくぐもった感じの音で、それぞれに個性があるものなんですね。

SL内房線100周年記念号

SL内房線100周年記念号

今回の列車でとても良かったのはつながれている客車で、前回はブルーのボディに白いラインの入った一般的な客車だったんですが、今回はまさに銀河鉄道999のような旧型客車で、雰囲気がもう抜群でした。

旧型客車に関しては、自分の小さい頃にまだ常磐線に残っていましたがボディカラーは青でした。今回のは茶色で、しかも整備したてのようで新車のようにピッカピカ。でもちょっと調べてみると、最後尾につながっているスハフ32 2357は戦前も戦前、昭和13(1938)年製造のものなんですね。ざっと74年ですか、驚きました。

線路際には鉄道ファンはもちろん、フツーの老若男女が詰めかけ、列車に向かって手を振り、列車からも乗務員の方が手を振り返してくれる光景はなんだかとても和んでいいものですね。ヒトが生き生きとしていた時代を思い出すようです。

SL内房線100周年記念号

SLの内房線運行はD51のあと1回あったらしいんですが、見逃してしまいました。今回は天気もよくて楽しみましたが、2年に1度くらいは来てくれたらいいですね。あとは今回木更津まででしたが、以前のように海が見える房総らしい風景の中を走ってくれたらと思います。

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