有楽町から品川まで

最近勤め先の関係から、有楽町から品川まで電車に乗ることが増えた。この区間はもう何年も前からちょくちょく利用してきてはいたのだが、最近になって景色が急速にかわってきている。


とくに汐留付近と品川駅周辺がすごい。とりわけ汐留は再開発と銘打って敷地を貫通するマッカーサー道路が半世紀を経てできるとか、有名建築家が腕を振るった建築物が立ち並ぶなど話題も多く、雑誌でもクローズアップされている。
しかし、再開発と言えばこういうことしかできない東京という町はつくづくゆとりがないんだなあと思う。こういったビル群が豊かさをあらわしていた時代はとうに過ぎているし、いまでは逆にこれらのものがこころを蝕んでいるような気持ちになる。これだけの場所だからこうするよりほかはないのだが、「東京はかわるんだぜ」と全部畑にしても良かったんじゃないかと思う。畑の持つ意味をもっと知ってほしい。
東京という町はよそから食料を集めゴミで返している。また、入ってくる車にはお金をかけようとし、そんなことをされるならと首都機能を移転しようとすると大反対する…。ごう慢なことだ。
山手線ぞいに100メートル幅の歩行者専用道路をつくったら東京もかわるような気がする。ただでさえ渋滞の多い東京にいまさらそんなことはできないだろうけれど。

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