ラヴ・チャップリン DVD BOX

「のめり込みすぎてしまう」という理由から、60年代生まれの割には映画が苦手な小生も、実はチャップリン・フリークだったんです。

どーも色んなフリークなんでピンと来ないかもしれませんが、いつだったか上映期限切れ前の時は連日オールナイトで観続けたものでしたし、そのときのプログラムもしっかり残っています。もちろん後に作られた「チャーリー」も観に行きましたよ。ま、あれは別物ですがね。
去年はじめに出た、このチャップリンのDVD BOXも実は相当に欲しかったんですよ。大好きな「キッド」と「街の灯」は既に持っていたんですが、今回のはなにしろ未公開映像や資料などもあるコレクターズ・エディションですし、全てデジタル技術でレストアしたニューマスター版…つまりCDでもよくある「リマスター」で相当綺麗になってるらしい。で、半値以下になったオークションでやっと入手というわけ。待ってみるもんですな。
チャップリンの作品はそれこそ全部好きだけれど、風刺のキツすぎない中期の頃が純粋に彼の天才ぶりを堪能できるように思う。で、今回は迷わず「サーカス」「キッド」「街の灯」が含まれてるエディション1にした。エディション2はまだちょっと高いし、「ニューヨークの王様」と「モダンタイムス」を単品で手に入れられれば満足かも。
もともと映画で、主役かそれに近い人が死ぬものと、ガキが出てるものは、基本的に低い評価を下す小生。そのために「ライムライト」はちょっとアレなのだが、「キッド」はこれを覆す作品。音楽も良い。後半部分に若干余計なところがあるのが玉にきず。「街の灯」もラストがこの上なく素晴らしく好きなのだが、酔っぱらい金持ち男がちょっと飛躍し過ぎと、ちょっとした不満点もあるのだが、チャップリンの作品はそんなことでは推し量れない価値があるのだ。いや~、あのアイディアや運動神経、そして音楽(私生活の暴れん坊ぶりも含めて)まさに彼は天才だった。

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カテゴリー: Mono

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