さようならの経験

友人が亡くなった。正確に言うと、2年前にすでに亡くなっていたことを最近知った。


学生時代のバイト仲間で、バイト先のパン屋のオープン時からのメンバーだったことあり、仲のいい4人組のなかの一人だった。結婚式の2次会にも来てくれていたのだが、2年間も知らずに来てしまった事がとても悔やまれる。自分の中ではいつかまた4人で集まろうと思っていたし、集まれると信じていた。
詳しい原因はわからないけれど、心不全とだけは聞いた。いつも苦労を背負い込んでいる様なところがあった彼、疲れたような表情を見せる事が多かったが、仕事がつらかったのだろうか。
最後に遊んだときも仕事で使う自転車で転んで、指を怪我していた。信用金庫勤めの彼が「ひとのお金で商売しやがってとはやっぱり言われるねー」と言っていたのが妙に印象に残っている。
後悔しても始まらないのだが、自分にできることはなかったんだろうか。
11月の彼の命日までには残った3人でお墓参りにいこうと言っている。しかし、再会がこんな形になろうとは。
加速的に流れていく時間、もっと大切にしなければ。

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カテゴリー: Life

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