日本みつばちの蜂蜜採取

めぐのために、しばらく交互に行くようにしていた帰省ですが、今年は一緒に行きました。

日本みつばちの蜂蜜採取

以前から義父はなんでも自分でやる人でしたが、数年前から新たな趣味でみつばち…それも貴重な日本みつばちを飼っています。つまり養蜂というやつですね。これまでに何度も送ってもらっていたんですが、今回はその蜂蜜の採取をお手伝いすることができました。

日本みつばちの蜂蜜採取

庭にはこうしてみつばちの巣箱がいくつも置いてあります。師匠の教えを受けつつ、試行錯誤をしながらこの形になったそうです。前面の板が蓋になっていて、これを空けると最初の画像のような並んだ蜂の巣が見えます。手前は比較的新しい部位で、奥の方が蜜がいっぱい入っているそうです。みつばちがいっぱいついているので、竹筒で息を吹きかけて除去し、柔らかいので慎重に取り出します。

日本みつばちの蜂蜜採取

こうしているまわりにはみつばちがブンブン飛んでいるわけですが、小さいのでさほど威圧感がないのと、日本みつばちは西洋みつばちに比べて大人しく、あまり刺さないそうです。とは言え、せっかく作ったものをこうして略奪されるわけですから、まったく刺されないと言う保証はありません。

日本みつばちの蜂蜜採取

取り出した巣たち。巣箱からは全てを取り出さず、今後のために多少残しておくそうです。このなかには蜂蜜はもちろん、そのほかにも花粉や蜂の子、それに蜂自体も混ざっています。花粉はそれ自体害はないのですが、混ざると苦いらしくて、できるだけ取り除く方がいいようです。とりあえず外から見える大きめの不純物をまず箸でつまんで取り除き、遠心分離にかけます。

日本みつばちの蜂蜜採取

蜜にはこのように蓋がされているので、箸の先などで軽く引っ掻くと、分離にかけた時に出やすくなります。蜂の子も同様に蓋がされていて、ぱっと見区別がつかないんですが、蜂の子の方がちょっと盛り上がった蓋をしているのと、蜂の子ゾーンは蜂の子ゾーンでひとかたまりになっているので、だいたいの見当はつけられます。

日本みつばちの蜂蜜採取

遠心分離は巣を壁面に貼付けてまわし、裏返して再度回します。蜂蜜だけの場合はブンブン回しても平気ですが、蜂の子がある巣の場合は蜂の子まで飛び出して、あとで拾うのが大変なので、ユックリ様子を見ながら回します。

日本みつばちの蜂蜜採取

遠心分離にかけても、まだ蜜の蓋の残骸やみつばちの足、細かい花粉など小さな不純物が残っているので、布で漉します。こうして自家製日本みつばちの蜂蜜が出来上がりです。いや、楽しいですね、今回は4リッター以上採れました。

日本みつばちの蜂蜜

日本みつばちは西洋みつばちとは違う酵素を持ち、また、様々な花の蜜をブレンドしていることから別名「百花蜜」とも言われ、高い滋養分を持つとされています。
ただ、生息数が少ない上に、一匹が採取できる量も少なく、また飼育が難しいため生産も限られるので、かなり貴重なものなんですが、こうして毎日ベロベロ食べられるのはありがたいことです。Kahan城で草取りをするとお土産につくかも?

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カテゴリー: Life

日本みつばちの蜂蜜採取」への2件のフィードバック

  1. こんなお土産が有るんなら、トラックにユンボとトラクター積んで出かけたいわ!
    片道100km以内なら(笑

  2. さすが親分、価値をご存知ですねー。
    でも普段なら100kmを5分の親分も、ユンボ&トラクター積むとさすがにアレですね。

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