自家製蕎麦粉で蕎麦打ちに挑戦

きのうは義父の送ってくれた蕎麦粉で蕎麦打ちを楽しみました。

この蕎麦粉、義父が育てた蕎麦からつくったものなんです。なんでも、譲ってもらった蕎麦の実を庭に蒔いて、育て方やら収穫の仕方など教えを乞いつつ育てていたそうで、できた実をこれまた家にあった石臼で挽いて送ってくれました。以前から「蕎麦やってみたいなあ」と言っていたのですが、本当にやってみてしまうところがまたスゴい。ネットを使わない世代なので、あれこれと調べたり、教えてもらったりときっと大変だったことでしょう。

義父はほかにも日本ミツバチを育てて、今では貴重なハチミツを送ってくれたりと、なんでもやってしまうまるでプチダッシュ村のような人で、おかげで結婚以来素敵な体験をいくつもさせてもらっています。本当に美味しい野菜や、果物、見たことないほど分厚くくっついた子持ち昆布や自家製魚の開きなど、決して高級ではないかもしれませんが、どれもが今では知らずに死ねなかったよと思えるものばかり。

今回の蕎麦もそんな義父、そして義母を思いながら頂きました。さすがに素人だけに欲張らず7割にしてこねましたが、これがなかなか楽しい。出来上がりも太めではありますが、まあまあそれなりの形に仕上がりました。次回はもっと美しく作りたいと欲もでますが、こうして自分らで打った蕎麦はまた格別ですね。実際なかなか美味しくてちょっとびっくりするくらい。また機会があればやってみたいですね。

蕎麦を食べながら思うのは、日本は地球儀を見れば一目瞭然の小さい国。その力は元来微々たるものと謙虚な気持をもって自給率の再向上に努めたほうが良さそうだなあということ。
田舎の我が家の周りでも、年々確実に田んぼが減っていて大丈夫なのかと心配になることしきりで、近隣諸国が台頭してくればあっという間に埋まってしまうことでしょう。日本人の残した芸術などをみれば、民族としての能力は確かにあるとは信じていますが、これまでの国力は運がよかっただけと認識して、将来やいざと言う時に十分対応できるだけの自給率は確保を模索すべき時だと思うんです。

確かに国産の食べ物は、高いかもしれませんが、たとえばおなじ「にんじん」でも味や質はまったく違います。経済はとかくこの辺を無視してしまうのでいけません。
多くの国民が「もはや5%の消費税じゃたちゆかない」ことを認識しているとき、(もちろん増税前に全ての無駄遣いを排除することはもちろんですが)例えば10%にアップして、そのかわり生きるのに直接必要な食料品、少なくとも加工していないものは無税とするなどの方法もいいんじゃないかと。

もちろん、海外の方が美味しい食べ物や、国産でもまずーいものはありますが、こうして結果的に、多くの土地が必要な農業が再び重要になってくれば、地方もまた自然と活気づいてくるんじゃないかという思いもあります。
だいぶ脱線しましたが、義父から頂いて食べている蕎麦や野菜の味が必要以上に「特別」であるうちは、まだまだダメなんだろうなあと感じました。

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自家製蕎麦粉で蕎麦打ちに挑戦」への5件のフィードバック

  1. 蕎麦、美味しそうですね♪
    蕎麦好きとして、この時間(12:30)に見ると、思わずヨダレが…
    日本の農家も努力が必要でしょうが、元農家の息子としても、国が自給率を上げる策を講じないと、この先が不安(もっとも、今も危機感を感じずにいられませんが…)です。

  2. おお!これ!これ~!
    黒いプチプチの有る、食べると喉がイガイガする蕎麦が食べたいんだよね~(^Q^)
    日本ミツバチは貴重ですね(@o@)
    西洋ミツバチと違ってスズメバチに勝てるんですよね~(^^)b

  3. >>せいちゃんさん
    食は基本中の基本ですからねー。責任とれない人の集まりの今の政治じゃ実に不安です。
    >>まきのりさん
    いわゆる田舎そばってやつですね?茹でたての水を掛ける前の蕎麦はもうすごい香りでした。
    クルマは欧州車ですけど、食べ物はやっぱり日本ですね。

  4. >>45はん
    これ、最初塩で食べたりしたんですけどね、美味しかったですよー。でも次回はもっとうまく作りたいですね。

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