先日の塗装剥がれの件で、今日の朝一番でFIESTAを入院させました。
修理には約1週間かかるとの事。ちょっと心配だったのでどんな風に修理されるのかを聞いてみたが、工程については入庫してみないと分からないとのこと。やはりユーノス500が追突されたときのぼかし塗装が結構いい加減で、経年とともに目立つような感じになってきた事が記憶に残っているので、ぼかしはできるだけ避けて欲しいとお願いしておいた。メカさんは了解しながらも「ウチの発注する工場は、当たり前と言えば当たり前なんですが、ウデはかなりいいですよ。ですんでご安心ください」とのお言葉。実際のところどうかは分からないが、小生は単純なのでこういった事を言われるだけでも結構安心してしまう。
さて、「申し訳ありません。MTはご用意できないんですが…」と用意された代車は真っ赤な先代フォーカス。フェスティバミニワゴンかなーと思っていたので嬉しい誤算。これなら1週間もまあいいかーと乗り込み、そそくさとディーラーを後にした。
5-10日のためか道中それなりに混んでいて、なかなか思うようには走れなかったが、そのスーパーウルトラフラットな乗り心地に驚いた。例えて言うならミシュランタイヤを初めて履いた時に感じる真円度が数倍に増幅されたような感じだろうか。走行距離はまだまだこれからの3万5千キロ未満、ボディも5ドアHBとは思えないほどシャキッとしていて、この状態で手放したオーナーはアホだなーと思わずにはいられないくらいのコンディション。
車検証はチェックしていなかったが、おそらく1.6リッターだろうけれど、街中での走りはなんの不満もなくパワフル。ハンドリングもきわめて素直で扱いやすい。以前Kaの代車できたグリーンのフォーカスのときは裏山を走ってコーナリングに多少強引さを感じたものだが、おそらくユーノス500のフロントタイヤで曲がる感覚に慣れきってしまっていたためじゃないだろうか。返却までにもう一度裏山に行きたいところ。
インテリアに関しても基本的には悪くない。奇抜な造形もかなり練られたのか、使い勝手にネガな部分は見当たらない。強いて言えば仕様素材に旧世代感があるが、うまくまとめている。
それにしてもダッシュボードの広がり方や、着座した感覚など、思いのほかユーノス500と近いところがあって面白い。500からフォーカスに乗り換えたMASTERSのかみや氏はきっと違和感なく乗り換えられた事だろうと想像する。
登場時、斬新なデザインと言われたフォーカスだが、それはどちらかというと、グラフィック処理が凝っていたことによるもので、プロポーション自体はかなり凡庸なものだったと言える。マイナーチェンジですっかり大人しくなってしまったのは、そのためだろう。その点がうまくバランスしていれば、車両サイズといい、完璧なクルマだったのではないだろうか。その点新型フォーカスはまだ試乗してはいないけれど、プローポーションや面の質はかなり良くなった。しかし反面グラフィックの点では狙いもあるのだろうが、冒険を避けてしまった。そして何より大きくなりすぎてしまったボディサイズが悔やまれる。
しかしそれでも、このフォカースやモンデオ、フィエスタなどのヨーロッパフォード車はもっと見直されていいと思わずにはいられない。確かにその演出下手なところが愛すべき部分ではあるのだが。
早速修理着手ですね。
ところで僕はこのフォーカスの姿が、未だに好きじゃありません。そのグラフィック処理の趣味が、まずもって生理的にまったくもって受け付けない類のものなのです。特にリア・セクション。
輸送機械として、仮に至高の仕上がり具合だったとしても、僕はこの処理をしていることをもってこの車を全否定したくなるくらい肌が合いません。
立体としての成り立ちと、その表皮に施された飾り付けの不整合性がイヤなのかなあ。
でもアスパイア(2代目フェスティバ)と同じようなイヤさなんですよね。プロポーションそのものが僕にはダメなのかも。
そんなわけで自分じゃマズ乗らない車なので、kahanのレポート楽しみにしてます。
グラフィック処理から好き嫌いがはっきりするデザインですけれど、
僕個人としては初代フォーカスは嫌いじゃないですねぇ。ただ、5ドアよりも3ドアのほうがラインが少ないぶん、スッキリしているような気がします。
走った感覚は、僕がポロのノーマルを試乗した時に、「これでじゅうぶんだな」って思えた感覚に通ずるものがあるのかしら?
タイミングがあえば、インプレッションのついでに見せに来ない?
あ、僕が出向いても良いんだけれど(笑)
堕民さん>>
いやはや手厳しい。確かに500とは対極にあるデザインだし、実際グラフィックは破綻しちゃってますからね。(給油口まわりがへこんで見えちゃうとか)。でもこのクルマをリリースするときのフォードの意気込みというか、姿勢は評価したいところですね。あそこで学んだからこそフィエスタの造形があるわけですし、ダイナミクスのベンチマークも相変わらず送り出し続けているわけです。そういった継続性は日本のメーカーには見習って欲しいところですよ。
むしゅ>>
たしかにSTも3ドアですしね。走りの感覚は実用重視で作られているので、ファンな要素に振るだけの余裕はないと思いますよ。でも実はそこに一番欧州車の底力を感じるんですよね。
こちらにくるのはいつでも連絡してくださいな。ゆるやか系コースをご案内しましょう。
一目見たときはヨーロッパ仕様のプロモーション写真と思ってしまいました♪こう見るとこれ位シンプルな仕様の方が個人的には好きですね~もう一つリクエストを言えばマニュアル車なら実家用にもなるのですが…残念!
しょっぱーずさん>>
カジュアルであること、というのは相棒として立派な性能の一つですよね。このフォーカスにはそれがありますし、Kaはそのまた3倍はカジュアルさがあります。
新型フォーカス,大きくなっているのに旧型より運転が楽しく,しなやかな乗り心地です。たぶんいちど乗るとハマリますよ(笑)。内装やシートも旧世代感は一掃され,運転席のシートのアジャスターはいたれりつくせり。後席は広くなるとともにリアハッチの開口面が広く使いやすそうです。静寂性や車内ユーティティーの使い勝手や洗練度はゴルフの方が上と感じられ,フォーカスはやはり日本ではその良さはなかなか理解されないような気がします。ちなみにヨーロッパでは旧型が非常に多く,新型のデザインもすごく街に溶け込んでました。存在感がありすぎず自然なんですよね。日本じゃ見かけないアストラもかっこよかったな…。
この赤いいですねー。
試乗で乗り回したフィエスタGLXのコロラドレッドがたまらなくかっこよかったのを思い出しました。
リアはともかく、一番上の正面ななめからのショット、かっこいいです。
このボンネットというかフロント部の平べったいせんべいみたいなシャープな造形が好きだったんですが、現行ではちょっと分厚くなっちゃいましたね。
れいんさん>>
おこんばんは。評価も相当高いみたいですし早いとこ乗ってみたいんですけどねー。フィエスタを引き取りに行く時に乗せてもらおうかな。ただ、やっぱりフォードばかりが悪いわけではないんですが、せっかくのゴキゲンなハンドリングもワインディングでのすれ違いに神経使うようではゲンナリですし、大きく、重くなったボディ分の余計な燃料費を支払うのはボンビーな小生にとっては納得し難い面があるんです。難しいですね。
716さん>>
昨今のクルマは対歩行者対策としてこうなっちゃうんですかねー。皆が皆分厚くなると薄めのものが恋しくなりますね。でも分厚い分だけサスペンションのストロークにも余裕ができますから一概に悪いばかりでもないんですけどね。
フィエスタGLXの赤は黒いパーツ部分がうまく効いていてなかなかかっこいいですよ。欧州車はブラックパーツの使い方がウマいですね。
そんな心配も乗ったら忘れちゃいますよ^^
れいんさん>>
フォーカスSTに乗ってみたいっす(笑)