Car

新車購入顛末記 その2

前回説明した条件的要素と自分のデザイン的な好み等を考えて、具体的に何車種かピックアップをしてみたところ、案の定それほど多くは挙げられなかった。

マツダ・アクセラ23S・・・・・・・・・・¥1,989,750(+大幅値引き)
フォード・フィエスタ1600GHIA・・・・・¥1,958,250
シトロエンC2 1.6VTR・・・・・・・・・¥2,150,000
BMW ミニ・クーパー・・・・・・・・・.¥2,383,500
番外:ランチャ・イプシロン(2代目)

これぞ欧州ベーシックカーの底力。フィエスタはパワーこそそれなりだが、質の高い安定性と走りのしっかり感が素晴らしく、乗り心地も極上。しかも一見地味だが丁寧にまとめあげられたその端正なデザインは、現代のクルマにしては珍しく品が感じられてよろしい。陽気で性格のよさそうなお顔もGOOD。
C2はフィエスタよりもっとデザイナーズな雰囲気漂うハッチだ。ウィンドウグラフィックスの妙味はフィアット・プントの切り返しに次ぐ秀逸さ。無論異国情緒はフィエスタ以上。しかし若干小さめなボディや、洗練されない足回り、ちょっと品のないエアロは500からの格落ち感を助長するだろうか。だいいち我が家のクルマがKaとC2ではちょっとアレなので補欠入り。

ミニは試乗した時のあまりの楽しさに候補に入れた。価格とのバランスが絶妙なところだ。ただし、ミニはブランド力が強すぎるところが難点か。要はツウぽくないのだ。ツウっぽくなくても構わないが数百万円出して買うのだから、もっと自我をだしたいところで、自分のクルマに対するつきあい方はこういう感じではないのだ。ということで残念ながら補欠入り。

ランチャはその雰囲気からもっとも500からの乗り換えがしやすそうに思える。ジュネーブのモーターショーにでていたスポーツバージョンなどはその最右翼で、エレガンスとスポーティを融合している点で500に最も近いと言える。ただし、ラテン車の洗礼がもれなくついてくるはずで、これにはつきあい切れそうもないので(というより、そうするなら500に乗ってた方がいいので)補欠入り。

しかし、こうして見るとやはりアクセラのコストパフォーマンスはずば抜けている。海外でアクセラの直接のライバルとしてはゴルフ、アストラ、アルファ147、メガーヌなどがあるが、価格面では比較にならない。アクセラと共通シャシーのボルボS40などは、その清楚なデザインから結構欲しいクルマなのだが、中古でも高くて買えない。なにしろアクセラスポーツは200万円を切る上に「鬼のマツダの値引き」という強い味方があるのだからその差は歴然。その分ガソリン代に回した方がなんと有効に使える事か。ただし、同じクラスでも出来自体は総じて輸入車が良い事が多く、実際アクセラはアストラやゴルフには一歩及ばないのだから少しくらい高いのは許せる。しかしどうにも嫌なのは「現地もしくはアメリカでの価格と比較してもなお、べらぼうに高い価格を付けている場合」だ。これは納得が行かない。お布施をさせられているような気さえする。メーカーで言うとベンツ、BMW、ボルボ、アルファロメオなどだ。比較的良心的なのはオペルやフォード、続いてルノーやシトロエンなどのフランス車だろうか。

ま、逆に言えば安くしないと売れないという事なのだろうが、乗る方としてはあまり出回っていない方が実は気分はいい。普段ユニクロルックで同じのに会いまくりで辟易の小生としては大事な事だ。もうひとつ、これらのメーカーで有利な事は「ちょっと不人気」ゆえ、中古になるとドドーンと値段が下がる事だ。これなら輸入車でもCセグメントが狙えるというもの。ここで候補としてCセグメントからはオペル・アストラの中古が浮上してきた。もちろんデザインもハイレベルである。

AD

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

検索語を上に入力し、 Enter キーを押して検索します。キャンセルするには ESC を押してください。

トップに戻る