ターンテーブルマット交換

先日、愛機KP-1100のターンテーブルマットを交換してみた。



先日関西旅行時、雨で仕方なく大阪に出向いた時、梅田のヨドバシカメラに立ち寄ったのだが、久々の家電量販店に喜々としてiPodやMacコーナーから、カメラのコーナーとうろうろし、最後に音響コーナーに立ち寄った。

買えそうもないスピーカーやカートリッジなどを一通り眺めたあと、幸か不幸か東京防音社製の防振ゴム「ハネナイト」を使ったターンテーブル・マットを見つけてしまったと言うわけだ。

以前、どこかのサイトで我が家のレコードプレーヤー、KP-1100は非常に優れた名機だが、ターンテーブル・マットがもうひとつという記事を見た事があって、つい買ってしまった。ゴムだしたいして値段もしないだろうと思っていたのが大間違い、ナント5000円もする代物だった。

帰宅後、早速交換してみる。マットはずっしりとしてなかなか重い。東京防音によると、このマットに使用されている素材の振動吸収ゴム「ハネナイト」の特長として

  • 非反発ゴムの「ハネナイト」は、天然ゴムや他の合成ゴムと比べて、振動の収束時間が圧倒的に早いため、音楽再生で重要な周波数帯での不要振動を、効果的に吸収。
  • 従来型のターンテーブルマットより内部損失が、群を抜いて大きい「ハネナイト・ゴム」を採用。
  • レコード盤とターンテーブルを密着一体化させる理想的な摩擦係数。
  • 生活温度(常温)で、他の素材をはるかに凌ぐ高い制振効果を発揮します。
  • 長年のご使用にも耐える優れた耐久性を実現。
  • 寸法:4mm(厚)×291mm(φ)

としているが、果たしてどうだろうか。ビル・エヴァンスのポートレート・イン・ジャズを置いて聴いてみる。「・・・・・・・・わ、わからん。」(汗)

例えばCDしか持っていなかったアルバムで、オリジナル盤を購入して聴くと、「今までよく知っている演奏」が「今まで聴いた事もないような音」で鳴るのですぐ分かるし、カートリッジにしても良い悪いは別にしても違いはすぐ分かるのだが、これは・・・違うような気もするのだが・・・。5000円もしたのにプラシーボ効果でもいいから何か違いを見つけないとブログのネタにもならんと、達郎のCOZYを引っ張りだしてみる。

そのうちなんとなく分かるような気がしてきた。今までのマットの時の方が全体にざわついた感じがする。逆に言うと新しいマットの方が音のコントラストがついたと言えばいいだろうか?演奏が遅くなったような錯覚を覚えるくらいしっとりと落ち着いた感じなのだが、中域のエネルギーは増している気もする。一旦そう思い始めるとほかのディスクでもそんな傾向がある気がしてくる。

ま、たとえこれがプラシーボだったとしても、このプレーヤー自体1985年に発売されたもの。20年も経ったここらでゴムパーツを新しくしても悪くなるはずもなかろうということで納得。

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