不滅のバックハウス1000

小生の最も敬愛する演奏家のひとり、ヴィルヘルム・バックハウスの作品の数々が再発売された。

このシリーズはもともと昨年に一旦発売されたが、あっと言う間に売り切れ、ユニバーサルクラシックが珍しく早い動きでアンコールプレスしたというものだ。タイトルの最後にある1000というのは1000円ということなのだが、いやはや、安すぎ。税抜きなら952円だ。1500円でもいいから限定ではなく通常版にしてくれたら焦って買わなくてもいいんだけどねえ。しかしポリドール時代は実に1枚3000円もしたものだ。それでも「バックハウス先生が聴けるのであれば」とこつこつ集め、ベートーベンのピアノソナタは8番と13番以降は棚に収まっていたので、今回は「最後の演奏会」を購入する事にした。あるいは最新リマスターと言う事なら、後期ソナタあたりも欲しいのだが、そうではないらしい。
ところで、普段は自宅兼会社にいるのでCDの購入はアマゾンが多いのだが、今回はHMVで注文。HMVの方がクラシックは探しやすい気がする。ま、それ以前に今回のアルバム、アマゾンでは未だに扱っていないわけだから買うに買えないのだが。
アマゾンは1500円以上で送料無料というのがウリで、以前は輸入盤もHMVより安いケースが目だったために、長い事アマゾンが主流であったが、最近アマゾンが輸入盤を一斉値上げしたことと、HMVの方が輸入盤の細かい情報が多い事から、HMVが盛り返しつつある。いずれにしてもジャズやクラシックに関しては検索機能と商品情報をもっと強化してもらいたいところ。
タワーレコードは何度か利用したが、送料無料になる金額が最も高い2625円なことや、在庫管理がずさんなこと、探しにくい事などからあまり利用したくないところになってしまった。
例えば数日で出荷とあるから、商品を買ったのに、その日を過ぎても送られて来ず(遅延の案内はくる)、結局メーカー在庫切れ。これは確かにアマゾンでも HMVでもあり得ることなのだが、タワーでひどいのは、その後に該当商品ページを見ても納期に変更がされていない事と、出荷までの間にキャンセルが出来ない事。何週間も待たされているうちに都心に外出すれば買えてしまうというものだ。
宇田川にショップがあった頃は、一番馴染みのあった輸入盤ショップだったのだが…。

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