4月2日、フィエスタに代わってmazda2が納車されました。
コロナの影響でmazdaは工場の操業停止などのニュースもありましたが、その前に間に合ったようで、ほぼ予定通りの納車となりました。
かねてより「国産車ならデミオかな」と思ってはいたものの、結構モデル末期ということもあって、実はMTの設定もあるヤリスにも注目していました。トヨタさんも今の社長になって面白くなってくるかもと淡い期待を寄せつつ、色がある程度揃っているという新港のNetzへ。
写真のような阪急電車カラーもあり、フロントフェイスはフォードと似たようなところもあって悪くはないんですが、リアはちょと重たくて走りが感じらず、しかもライト周りの造形が受入難いものでした。でも、これは好みの問題で、RX-7のFDがそうであったように、こういったバカボンのおまわりさんタイプの処理を好む向きも一定数あるのかも知れません。
車内に乗り込むと、あまりのチープさに泣けてきてしまいました。輸入車とはいえフィエスタだって同じクラスの車、予算もあるだろうに、こうも違うとは逆の意味で驚きです。結局のところ全体的に子供っぽく、かみさんもこれに乗り続けるのはちょっと厳しいとのことでした。
続いて向かった近所のmazdaは最近移転して黒マツダになっていました。デミオMTの試乗車があり、運転して「これならいいわ」と即決。ユーノス500以来久々にマツダ&赤系オーナーに返り咲きました。
少し前にデミオはmazda2となっていましたが、変更されたエクステリアはフルムーン夫婦にとっては良くなったと思います。小改良も加えられましたが、その分ちょっと値引きが渋くなったのは仕方ないですね。
購入したモデルはガソリン車の15S PROACTIVE 6MTです。本当は20万円ほどお高いS Packageがパッケージとして十分なんでしょうけど、過剰な先進機能はあればあるで良いものの、壊れそうな部分が増えるような気がして敬遠しました。グリルが無塗装だったり、メッキ部分が減ったりするのは却ってよかった面ですし、ボディカラーが赤なので、茶系の内装がS Packageの青系より合ってると思います。
ただし、廉価モデルゆえの物足りないところが3点ほど。1つはステアリングとシフトノブが本革巻きでないこと、常に触れる部分なのでKEN STYLEとかありますがどうしましょ。2つめは鉄ホイール、これはすぐに履き替える人が純正を格安で出品したりするので待ちましょう、Dでも確保できるかもしれないですし。
3つめはインパネデコレーションパネルです。フィエスタからの乗り換えで楽しみにしていたのが、MTと120kg軽いボディ、そしてインテリアだったんですが、買ったグレードはダッシュボードのインパネデコレーションパネルが黒いテカテカのプラ素材でガックリ。デミオデビュー時からこの部分の革(合成ですが)にステッチが実にいいなーと思っていたのに…と、ここは交換することにしました。
部品は特別仕様などを入れると様々な色があるんですが、内装色に合わせて選んだのはデミオディーゼルの本革内装についていたもの。車体番号から照合しないといけないので、中古車を使って取り寄せていただきました。
取り付けた状態がこれ、全然違います。これでこそmazda2、感触もソフトパッドですし同じように思っている方はゼヒお試しあれ。それにしても、せっかくのオトナなインテリアなのに、ステアリングとメーター周りがいきなりメカメカしてるのはちょっと惜しい。でも、シボの感じなどなかなか頑張っていて、ユーノス800を思い出します。
エクステリアはフィエスタが93点なら、ヤリスは51点、mazda2は78点くらいでしょうか。基本カッコよく、ボンネットの面はとても良くできていて美しく、かつ力強さも感じるもので、リアもちょっとやりすぎですが良いと思います。ただ、マツダ車ってどうもキャビンが垢抜けないですね。RX-8の時などもそうでしたが、何か社内で不可侵な領域でもあるんでしょうか。
フェンダー周りの面も緩めです。やはり車のポイントとなるタイヤと関わる面ですから、もうちょっと緊張感と言うか工夫が欲しい、あとはキャラクターライン、フロントからとリアからのラインが交差するんですが、この交差面のリフレクションが美しくなく、かつリアのラインはちょっと急で唐突感があります。
上の画像が決して最適解ではありませんが、ラインにもう少し主従関係を付ける方が良いような気がします。また、サイドミラー ですが昔からの定番位置につけず、ボディからステーを生やすのは何か理由があるのかな?ドライバー位置に近すぎて、確認の際に視線移動が大きいのが気になります。
マツダデザイン、確かに良いとは思いますが前田氏の好みなんでしょうか、どんどん暗くなっているのがちょっと気がかり。店も黒くなっちゃってますし、そういった意味では90年代前半の方にまだ軍配をあげます。それにあまりマツダデザイン、マツダデザインとアピールするのもちょっと。
一方、運転してフィエスタと比べると、確かにステアリングへの信頼感が足りないし、エンジン音はちょっと変だし、タイヤが1ランク細くて3ランク分厚いにもかかわらず乗り心地が悪いなど「もうちょっと頑張ろうよ!」と思うんですが、自分はもともと広島の家系ですし、国産車、それもmazdaにイイ車を造ってもらいたいところです。
我が家の車歴は一見欧州フォードばかりですが、実はマツダ・Dプラットフォームの超常連で、DAのフェスティバ、DYのフィエスタMk6、DEのフィエスタMk7.5、DJのmazda2と、7代続いているうちの4つに乗ってることになります。
現在、かみさんが毎日通勤で使っていますが、ありがたいことにリッター20km以上走るそうです。もちろんレギュラーガソリンですし、このあたりは乗り換えの恩恵が如実に現れるところです。オーディオも標準にもかかわらず悪くないですし、我が家初搭載のカーナビも通勤では使いませんが、どこかドライブに行く際には役立つことでしょう。できるだけ長く付き合っていきたいと思います。