今回の宿は大和郡山市南端にあるスーパーホテル奈良・大和郡山です。
スーパーホテルはこれまでなかなか利用する機会がなく、今回初めて利用したんですが安いですねー。1泊朝食付き、2名で7480円でした。しかもここの場合は天然温泉があって駐車場も無料なんです。
オープンから1ヶ月とたたない新しい施設なので、奇麗なのはまあ当然なんですが、ベッドも広いうえにロフトベッドがあるので荷物置き場にも困らず、コンセントもたくさんあって使いやすかったですね。スーパーホテルは客室電話を廃止したりひげ剃りを有料にするなどでコストダウンを図っているらしく、それが不便な方もいるでしょうが、これらがいらないから少しでも安くという需要もあるでしょうし、こういったホテルが選択肢として増えるのは良い事だと思います。しかもスーパーホテルでは歯ブラシを返却すると地域のお菓子と交換してくれるほか、連泊の場合清掃をしなくていいと申し出ると、ミネラルウォーターがもらえるというサービスもあります。1~2度しか使われずに捨てられる大量の歯ブラシやひげ剃りがなくなるのはかなり良い事なんじゃないでしょうか。希望があるとすれば、フットライトの設置、あとはまあこのおかげで駐車代が無料ではあるんですが、ホテルのまわりにあまり何もないことでしょうか。(コンビニはあります)
基本クルマを使わないといけないところに住んでいるので、妻と店で飲むなんてことは滅多になく、F1観戦や旅行の時はそれが楽しみでもあるんですが、このホテルも車で出掛けないことにはめぼしい店に行けない事から断念、最寄りの駅は近鉄橿原線の筒井駅なんですが1.5kmくらいあって、これがもう少し近ければ良かったですね。
結局ネットで探して行くことにしたのは筒井駅ちかくにあるうなぎ専門店「大門」さんです。ここは、注文してから活けのうなぎをさばいて”かんてき”で焼いてくれるんですが、主人が「さばくの見ます?」というので見に行くと、目の前で技を披露してくれます。一見簡単そうにも見えるんですが、実際はかなり難しいんですよね。希望者にはさばき体験もさせてくれるそうですが、せっかくの活うなぎを台無しにしちゃいそうです。
さばかれるうなぎは相当にイキがよく、内蔵と骨を抜かれた状態でもバタバタしていて、かんてきで焼かれている最中でさえまだ動いている有様、これは精力がついて夜…じゃなくて明日の薬師寺、唐招提寺めぐりも元気に行けそうです。
これまでうなぎは時間がかかると言うのが自分の常識でしたが、結局注文してから10分と経たない間に「活きなので山椒はなしでね~」と運ばれてきました。お命をいただいたことに感謝しつつ食べてみると、関東風に蒸していないのに身はふっくら、皮はよりしっかりしていながらパリっとしてとても美味しい。若干の泥臭さは感じるものの、これはある程度うなぎの風味でしょう。今回食べたのはうな重上でしたが、これでなんと1600円と言う安さも嬉しいですね。
楽しくて美味しい「大門」さんは、奈良に行った時のおすすめです。
宿に戻ってからまたさらに、買っておいた柿の葉寿司を食べたんですが、さすがに夜通し運転+1日中歩き回っていたので疲れました。この日はたまたま妻の誕生日だったんですが、良い1日になりました。今年は自分の誕生日はクルサードのショーランで大阪にいましたし、珍しい年ですね。