結局今回、小規模庭園は全滅となってしまいました。
米原の清岸寺ではなく、田村の福田寺を選んだワケは、関西1dayきっぷにありました。
北陸線方面のフリーエリアは敦賀まであるので、近江八幡から引き返す米原よりも、先へ進む田村の方がお得!という貧乏根性丸出しの結果、福田寺に到着するもだ〜れもおらず、あえなくそのまま引き返す羽目に。
お出かけであれば何か貼り紙でもしてくれると納得のしようもあるというものですが、訳も分からず引き返すのは何とも虚しい。
田村駅に戻って、仕切り直しで清岸寺…というのはもうやめにして、とりあえず長浜に行ってみることに。
ちょうど昼過ぎなので、長浜ラーメン(博多ではない)を食べてみようかと入ったのが麺屋 號tetuというお店。塩を頼んでみたけれど、ちょっと天一風味なところもあってなかなか美味しい、でも、50も近くなろうかというおっさんは、もそっとあっさりしたのが良かったかな。
古い町並みには特にコレといったところはなく、目に入った酒屋さんに入ってみました。長浜といえば七本槍なので、地元でしか変えないような七本槍があるか聞いたところ、「ウチにはないけど、黒壁さん(長浜で幅をきかせるガラスショップから派生した観光向けショップ群)とのコラボがありますよ。」とのこと。
とりあえずそのお店では色々と話を聞いて岡村本家の金亀を購入、その後黒壁へ。
黒壁とのコラボ酒は2種類あって、七本槍の冨田酒造さんのほかに、山岡酒造さんのものがあり、ともに地元酒米の吟吹雪を醸したもの。試飲したところどちらも美味しく、七本槍は千葉でも買えるし、山岡さんのお酒も良かったので、今回はそちらを買いました。
写真は長浜で一際目を引く超かっこいいナガハマタワービル。イカしてます。
さて滋賀の旅も14時で切り上げ、長浜始発の新快速で京都へと向かいます。京都からは嵯峨野線(山陰線)に乗り継いで園部へ。せっかくの関西なのでトワイライトエクスプレス瑞風を見てみようという訳です。
撮影場所とすれば園部の一つ先、船岡に行けばいいところがあるそうですが、関西1dayパスの利用エリアが園部までなことと、なるだけ駅から近いところがいいというわけで、園部駅近くの橋の脇から眺めました。
ほどなく現れたトワイライトエクスプレス瑞風、なかなかかっこいいじゃないですか。以前のトワイライトは黄色いラインが少しどぎつかったけれど、塗装じたいもいいのか、かなり上品に見えます。エンブレムもステッカーではなく、ちゃんとモッコリしています。
この瑞風の山陰ルート便、現在嵯峨野観光鉄道となっている旧山陰線を再整備して、嵯峨嵐山〜馬堀間を渓谷沿い経由にすればいいのに…と思ってしまいました。
さて、京都の夜は日本酒バーを3軒ほどピックアップしていました。一旦ホテルに戻ってからにしたいところでしたが、OPEN直後の常連さんが来ないうちがいいかなと、烏丸御池駅近くの「和酒 美ずき」へ。お客さんがネットにアップしている画像が好みのラインナップだったのが決め手です。
こちらは和服姿の女将さんが迎えてくれて雰囲気抜群、気楽に話もできるので居心地が良く、1時間程度のつもりが後から来たお客さんとも話し込んで結局3時間以上居座ってしまいました。
近く移転も考えておられるそうですが、また京都に行く時には再訪したいお店です。
庭には振られまくりましたが、いい締めとなりました。