今週はF1アメリカGP。佐藤琢磨は素晴らしい予選の走りをみせ、3番手スタート。
そのアタックも昼間セクターではミハエルのタイムを削ってくる等、フロントローを期待させたが惜しくも及ばなかった。それでもレコードラインの奇数グリッド、スタートを決めてトップに出れば…と期待は高まる一方。ここ数戦では予選でバトンよりも速いところを見せている琢磨、やはり応援する方もそろそろ結果が欲しいところ。カナダでの決勝でも彼は際どいオーバーテイクをしようとして、危うく数台を巻き添えにするところだった。これをしていてはホントにバリチェロのインを突いた事がいつまでも正当化されない。
F1 の世界はいまでも日本人には挑みづらい世界で、速さも結果も伴わなければ、すぐにメンバーリストから外されてしまう。琢磨は4輪レースをはじめてからのキャリアも少なく、なんとか長い目でみて欲しいし、そうして成長した琢磨タイプのドライバーがF1で活躍するのをみてみたい。
いろいろなタイプのドライバーの活躍出来るF1にしたいというのは以前にも書いたと思うが、いまやマレーシアやバーレーン、上海でも開催されているのだから、語学が出来ないという理由で素晴らしい速さを持ったドライバーを見るチャンスを減らしてしまうのは勿体ない。中国人ドライバーだって出てくるだろうし、オリンピックではもはや当然の黒人だってドライバーとして活躍して欲しい。
それでこそ真の世界選手権ではないだろうか。