史上最大19レースのシーズンも、この中国で終わりを告げたけれど、悔しいなあ…。
クルサードは鈴鹿に続いて今回も好調で、予選前のフリー走行では5番手、予選でも7番手を獲得。スタート前にミハエルがアクシデントで後方に下がったために実質6位ということで、これは8位までの入賞圏は確実で、どこまでポジションを上げられるのかだけ考えていた。
しかし、あろうことか考えられない上海の出来損ないサーキットの不備によるトラブルで最悪のタイミングでのセーフティーカー。結局9位ノーポイントに終わってしまった。ガッカリである。
今回1ポイントでも取れば、自身通算獲得ポイントが500点に達する(これはミハエル、プロスト、セナに続く4位)はずだったのだ。直接フタ?かなんかに当たってしまったモントーヤほど不運ではなかったかも知れないが、レッドブルは中堅チームである。取っておける時に取っておかないと、来年もポイントを獲得できるチーム力になるかどうかは分からない。特に来季はレギュレーションが大幅に変更されるため、うまく対処できるかどうかは賭けに等しい。仮に失敗してもトップチームなら盛り返せるだろうが、そうでないチームは今年のBARを挙げるまでもなく厳しい。フェラーリエンジンにしても、ホンダほどうまくV8を開発できるとも思えないし…。
来季スターティンググリッドに並ぶと、連続出場数が歴代トップになる。それと500ポイントをまとめて獲得!これしかない。
デイビッド・クルサード(レッドブル・レーシング) 決勝9位
セーフティーカーの度に僕らは後方に落ちたけど、時にはそんなこともある。セーフティーカーは味方してくれるか仇になるか、そのどっちかだからね。セーフティーカーが出る1周前にピットストップしたのが痛かったけど、ジェンソンとモントーヤとの間にちょっと混乱があった。彼らをオーバーテイクしてセーフティーカーに並ぶようになったんだ。セーフティーカーが僕を先行させるのか、それをはっきりさせようとスローダウンしたら、セーフティーカーの横を通って彼らに追い抜かれてしまった。僕はレース中に、それが許されることなのか、チャーリー・ホワイティングに説明を求めたが、FIAからなんの回答もなかった。マシンが渋滞しているような状況ではとても混乱するのは分かっているが、間違いなく僕は何点か逃すことになった。クリスチャンが4点獲得したのはチームにとっては素晴らしいし、レッドブル・レーシングにとっては、とてもポジティブな1年目だったといえる。来年は、願わくばもっと強力になって戻ってきたいね。