先日のアメリカGPで、史上稀にみる大失態を演じたミシュラン。その影響は計り知れないと言うのに、出されたプレスリリースがこれ。
「ミシュランはアメリカGPにおいて安全を重視
ミシュランは今日のインディアナポリスで行なわれたアメリカGPについて、観客のためにも、ドライバーやチームのためにも、とても残念に感じている。
ミシュランは、フリープラクティスと予選で使用されたタイヤが今週末のレースコンディションに対して合っていなかったことを申し訳なく思っているが、いつでもドライバーの安全が重要である。タイヤや他の論点に関して話し合うとしても、ミシュランは決してこのスタンスを変えることはない。
我々のパートナーチームとともに合意したレース前の提案が適応されなかったことは残念である。我々のアイディアによって、ドライバーの安全を保障することができたし、我々のチームが参加して観客への興味も加えられただろう。
ミシュランは、密接な協力によってFIAに対して提案を行ない、安全における我々のアドバイスを尊重してくれた7つのパートナーチームに感謝したい。
ミシュランは金曜日のフリープラクティスにおいてトヨタに影響を与えたタイヤ関係のアクシデントの技術的原因に関する調査を続けていく。」
プレスリリース以外のコメントなどを併せ見ても、要は今回レースが出来なかったのは(シケイン追加を認可しなかった)FIAの責任だと言わんばかりの内容で、ミシュランユーザーのチームを出走させなかったのは、安全を重視したから、つまりミシュランは安全を最優先するメーカーなのですと…。
オイオイちょっとまってくれよという感じ。そもそも危険なタイヤを持込んだのはアンタらじゃないのかい。しかも先日のライコネンの事故で、FIAから「安全なタイヤを持込むように」とのお達しがあったんじゃないの?
まったくこの国の国民性はよく分からないところがある。と、プリプリしながらユーノス500の足下を見るとMの文字が…(爆
わはははは!これはまた絵に書いたような「セ・パ・マ・フォート」ですね。
フランス人が何かにつけ言うのがこのセリフだそうですが、英語で言うとIt’s not My fault. 日本語にすれば「私のせいじゃない」。
僕がこの言葉を知ったのは『小さい目のフランス日記』と言うフランス駐在員の父が現地の学校に入った小さな娘二人の成長を綴った本なのですが、娘たちが真っ先に覚えたのがコレなのだそうで。
世界標準で言うと「私が悪うございました」と認めることは、自動的にその後ろに「つきましては賠償を致します」がワンセットになってついてくることを意味するのだそうです。
謝罪と賠償を切り離して考える民族は、日本など極めて例外的なのだとか。
であるならば、このケースでミシュランが「セ・マ・フォート(It’s my fault)」と認めたとしたならば、興行の主催者から観客からオーガナイザーからチームから、あらゆる相手に対して莫大な賠償をせにゃならんかもだぜとなるわけで、勿論そんなことはできませんから「安全」を楯にとことん突っ張り通すのでしょう。
そういう理論武装をさせたらフランス人はやはり天下一品であるわけで、レースを台無しにしやがってと言う思いとは裏腹に、僕は何となく面白がってさえいます。
あれはないよなぁ~・・・
折角楽しみに見に行ってた観客がかわいそう。
テレビの前で待っていた私たちもかわいそう。
そうなんですよね。堕民さんの言う通り、『I’m sorry.』は自分の否、責任を認めて保証とか被ることになるんですよね、海外では。トラブルで素直にこの言葉を言う人はかなり少ないと思いますね。日本人から言うと『ンー』って感情ですけどね。
うちの車のタイヤもMですが・・・・・。
そうそう、うちのブログに『ミュージックバトン』なるものが回って来ました。
「新手のチェーンメール?」とも思ったけど危害もなさそうで面白そうではあったんで一口乗っちゃいました。
で、kahanさんにもバトンを渡してみようかと。
乗り気がしたらやってみてください。(笑)
詳細はYUPAのブログを参考まで。
>>惰眠さん
どうにも我々にとっては、あちらのやり方はアンフェア感が漂うんですよねー。特に日本はスポーツを精神修練の場とする傾向もありますし…。
>>すずるっち
よりによって深夜の3時ですもんねえ…。かえって「アホらし…寝よ寝よ」って早く寝られたかも知れないですけど。
>>YUPAさん
うは、そのバトンですけど、他からも回って来て、小生回すところがありまっしぇーん。(汗