激寒の旭山動物園レポート、パート2に参りましょう。
傾斜面に作られた旭山動物園は、奥へ進んでいくにつれてどんどん標高が上がってきます。ふと振り返ると雪山の連なる清々しい眺め。
画像のように予報に反しておおむね晴れていますが、いきなり雲がやってきて吹雪くというトリッキーな日。
上の方には北海道産動物舎というのがあって、大好きなフクロウやワシ、タカ、キツネ、タヌキなどがいます。傾斜をうまく使って、人が見る場所からするとちょうど半地下のように建てられているので、鳥が高いところにいて遠い…というのが半減されます。
それにしてもフクロウ先生は気持ち良さげに寝とります。
ここらでお腹がすいてきたので、正門とは反対側、山の上にある東門に併設されたレストランに行ってみます。ただ、レストランはやはりちょっとお高い…なので少し先の旭山雪の村に行ってみたところ、なかなか安くて美味しい食をいただけました。
これはブログで紹介して…と、思ったんですが、通常再入場が不可の旭山動物園、改札外にある東門併設のレストランには、再入場の意思を伝えて、専用の切符を貰えばOKなんですが、これが有効になるのはあくまで「東門の建物内に限って」のこと。つまり雪の村は適用範囲外だったんです。素人目には雪の村が動物園の施設じゃないかどうかもわからず、つい…ごめんなさい。(ちなみにパスポートを持っている方はOKです)
再入場後はサルやチンパンジーを見て山を下り始めます。当初、所要3時間半を見込んでいたんですが、あっという間に時は経ち、ランチ後は少々巻き気味に。
この日は休み前の最終日だったためか、北海道テレビのカメラマンが来ており、「これはもしや」と翌朝ホテルでテレビを見ていると、案の定「イチオシモーニング」で紹介され、キリンの写真を撮ろうとしている自分もシッカリ出演しとりました。
丸太を抱き枕に寝呆けるカバ。ここからの眺めは他の動物園とさほど変わらず、カバのアクションも少なめですが、かば館の中に入ると一変、水槽内を元気に泳ぎまくるかばがいました。
ケリを入れるため、水槽は傷だらけですが、やはり水中の方が体重が緩和されるんでしょうか、泳ぐというよりはしゃいでいる感じが愛らしい。
結局30分ほど長引いて、帰りのバスを1本遅らせましたが、旭山動物園の行動展示、空いていたこともあって、寒さを忘れるほど楽しめました。
ただ、旭川はライオンやトラにとっては寒すぎて少しかわいそうに思いました。おそらく入場者のうち相当な割合で道外の観光客かと思うので、ある程度どこでもみられるライオンを無理に飼うよりは、もっと寒いところに住む動物、例えばトナカイとかセイウチを飼育してほしいところ。あとは、旭川市街から路面電車を引いてくれると完璧です。