いざ、壇ノ浦 その三

天気予報どおり兵庫県に入った頃から降り始めた雨は、天気予報以上に酷くなってきた。

銭湯を出た後給油をして宮島コーラルホテルに寄る。チェック・インタイムはまだ後だが、当日宿泊である事を告げると「場所があいていればどうぞどうぞ」とのこと。こういった柔軟さはとても有り難い。
連絡船乗り場近くのおきな堂で、朝食代わりにもみじまんじゅうを買おうと思ったら、まだ閉まっており、そのかわり隣の知らないもみじまんじゅう屋が空いていたので、そちらによってみた。でき立ての1個売りもしている旨の張り紙があったので、つぶあん2個を買ったのだが、なんと冷たかった。それならそうと言ってくれればいいのにと少しガックリ。でもまあ、冷めてるのが普通だからと船内で食べてみると、あまり美味しくなく、かなりガックリ。
宮島には9時半頃に着いて法事に参加。青海波号はお墓に行くまでにお坊さんや叔父さんを乗せるのに役立ったが、その頃にはかなりの雨で、乗り降りするだけでドアの内側や車内がびしょびしょになってしまった。
法事の後、また厳島神社や、その先にある清盛神社にお参りしようと思っていたのだが、あまりの雨量に写真も期待できそうにないので断念。でもまた来る理由ができたし、その分久し振りに会ういとこと話もできた。叔父のところは3姉妹なのだが、揃って会うのはもう20年近く前の事ではないだろうか。
結局夕飯もスキヤキをご馳走になり、9時半頃にホテルに戻ってきた。コーラルホテルに泊まるのは2度目のこと。とくにきれいでも部屋が広いわけでもないが、フツーに安心して泊まれるし、なにより立地がいい。宮島内に泊まると夜に広島市内で遅くまで遊べないが、ここならそんな心配もない。しかも駐車場は無料だし、朝食つきだし、インターネットの設備も追加されており、シングル6500円は決して安くはないが、今後はほぼこちらに固定されるのではないだろうか。
本当は夜、うえのであなごめしを食べようと企んでいたのだが、ご馳走になったのと、お昼の残りを包んでもらっていたので今回はあきらめた。これまた次回の理由になるだろうか。

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