伊万里・有田 焼き物の里を訪ねる

伊万里大川内山 秘窯の里を訪ねる

佐賀の旅2日目は伊万里と有田、この日のために食器断ちをしていました。

ランチは13時に有田で予約をしているので、それまでに伊万里を回らないと行けません。
伊万里セントラルホテルは朝6時から朝食を取れるので、早々に済ませて出発、秘窯の里 大川内山へと向かいます。

伊万里・有田 焼き物の里を訪ねる

7時40分頃にはお関所に到着、そして楽しげな鍋島藩窯橋が迎えてくれます。
1675年に有田からこの大川内山に鍋島藩窯が移され、藩による厳しい管理のなかで、約200年間にわたって鍋島が焼き続けられたそうです。

佐賀といえど、ここ数日の寒波で前日に雪が降ったようで、白い屋根がちらほらと。この日も寒い朝でしたが、天気は徐々に良くなり、坂を進むとWEBや雑誌で見た大川内山の風景が見えてテンションが上がります。

大川内山

ここは焼き物はもちろん、秘窯の里の街並みも楽しめるのがいいところ。窯元さんが開くまでの間、周辺を散策します。

登り窯

こちらは登り窯、かつての窯を再現したもので、普段は使われていないそうですが、年に1度、伝統技法伝承のために「献上登り窯焚き」という古式に倣って火だねを作り、献上される品を焼く儀式があるそうです。

さて、窯元さんオープンの頃からは各窯元を訪ねます。陶芸については全くの素人ながら、日常使えるものとして買う気マンマンで見て回ったものの、結局購入したのは1点のみでした。

長春青磁陶窯

購入したのは大川内山でも上の方にある長春青磁陶窯さんで、おもに青磁を焼かれます。

長春青磁陶窯

中には様々なサンプルがあって、なかなかに興味深い。

長春青磁陶窯

こちらの特徴は、当地で産出した天然の青磁鉱から作られた釉薬を使用していることで、まさに天然のブルー。切断面を見て釉薬部分の厚みにちょっと驚きます。

購入したのはこちら。旅の記念ですが、普段使いの食器として日々頑張ってもらいましょう。

長春青磁陶窯

青磁のほかに鍋島らしいものを…と、お隣の光山窯あたりがよさげに思っていたのですが、残念ながら折り合いがつかず、1点のみとなりました。それでもどの窯元さんも、とても丁寧に解説をしてくれて、帰りには決まって「他の窯元さんも立ち寄ってくださいね」と言われるのが印象的でした。

それにしても観光客がいません。関所近くの駐車場で外国人観光客の団体を2組ほどみかけたものの、大して時間を割り当てられていないのか、あっという間に閑散としてしまいました。

そういえば昨日の伊万里駅周辺でも、観光客らしい方はほとんど見られず、季節外れとはいえ、千葉県民としては羨ましいばかりの観光資源がありながら、この状況は何としたことでしょう。じつは有田の方が人気なのかと思いつつ、ランチタイムが近づいてきたので有田へと移動します。

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