もう何十年も大きな変化のなかった我が家の周りが、ついに変わることに。
画像は田んぼの真ん中を突っ切るあぜ道で、もう10年以上めぐの散歩道として馴染んできたもの。
昨年末から工事が始まり、「なんだなんだ」と思っていたら看板には「田んぼの区画整理をしています」の文字。「農家への保証金がらみの田んぼ統廃合かなー」などと思っていたんですが、どうも様子がおかしい。そこへ先日まわってきた回覧板、それによるとどうやら幹線道路のバイパス線ができるらしいことが判明。
あぜ道の右に盛られた土、最初は道を破壊しないように重機用の道を造ったのかと思っていたんですが、これ、このまま道路拡張だったわけです。このあたりの田んぼは2005年に発掘作業が行なわれたんですが、今にして思えばその伏線だったんですね。
この結果、我が家から半径300メートル以内にはなかった幹線道路が、100メートルくらいのところに来てしまうわけです。散歩のあぜ道は他に探すとして、ダンプの多い道路だけに騒音や振動が気になりますし、工事による井戸水への影響もちょっと心配。にもかかわらず、回覧板までは一切知らされなかったことはどうなんでしょう?土地の一部がかかったり立ち退きの必要がある家にしか、こういった計画の説明会と言うのは開かれないものなんでしょうか?
「主要道路が近くなって便利になる」という見方もありますが、便利さを求めるならここには住まないですし、お気に入りのおだやかでのどかな環境が変わってしまうんですから、なんらかの説明は欲しかったところです。
なんだか田んぼって急にコンビニになったり、ショッピングセンターが出現したり、このような道路ができたりしますが、空地じゃないんですよね。自分らの食べ物を作ってくれる有り難い土地なんですよ。先日も自給率の話をしましたが、こうやって空地同然に開発計画に組み入れられてしまうのって、残念ですし、ちょっと心配です。このあぜ道、数年前までは蛍もよく見られたんですよ。
オイラの実家も、計画変更を知らされておらず、決まった時には家の目の前に道路が出来る事になってました。
今、その道路は完成してて、交通量もかなり多いですよ・・・
蛍・・・10年以上見てないな~
>>まきのりさん
言えば必ず反対されるから…ってことでしょうかねぇ。
でも目の前に出来るなんて、実際騒音もかなりでしょうし、それなりの補償をしてもらいたいですよね。
補償ですか,う~~ん。こういう場合どうなるんでしょうねぇ。
しずかでのどかな散歩道,実はすごく価値がありますよね。
自分の勤めている会社、幹線道路がバッチリ通ります。
それを初めて知らされたのは説明会でしたが、決まりましたのでお知らせしますって感じで、一切の事前説明会はナシ!
質問しても
「回覧板でお知らせしました。」
「前担当者からの引継ぎなので判りかねます。」
etc・・・
まぁもう10年も前の話なんですけどね。
えっ?道路はどうなったかって。
う~ん・・・どうなっちゃったのでしょう?
まだその場所で仕事してます。(笑)
>>れいんさん
ほんとに山のなかの僻地というとまたちょっと難しそうですが、ほどよい場所ってのはそれだけ危ういってことなんでしょうか。
>>あっぱれどの
うーん、確信犯ですねー。まあ、田舎の古い家って今後どんどん空くらしいので、嫌になったら移りますかねー。
きっと圃場整備事業ですね。圃場整備が何かはググってみて下さい。
工事や騒音補償等については、地権者それぞれの思いがあるでしょうね。
「民間の」開発行為ならいざしらず、「地元主体」、「公共団体主体」の
区画整理・道路整備に「いきなり」はありませんので
皆さんご心配なさらぬよう。
コンサルタントのボヤキでした。
>>ノリオさん
なるほど、圃場整備事業ってやつですか。でもこの圃場整備事業と地方主要幹線道路のバイパス建設と言うのは普通セットになるもんなんでしょうか。まあでもよかれと思ってしている事業なんでしょうね、やっぱり。
毎回楽しく読ませていただいております。
私は北海道で酪農業をしているのですが「田んぼは空き地じゃないのだよ」の記事を読んでとても嬉しくなり、また農業者以外にもこのような考えを持っている人がいて感激しました。
昔の田園風景がなくなっていくのは寂しくなるとともに日本の食料自給率もどんどん下がっていくんだなぁ。。。と心配になります。
>>Tainさん
書き込みありがとうございます。Tainさんのように実際に従事されている方と比べれば、自分など言っているだけなのですから恥ずかしい限りです。でも勝手なもので現状の流れと言うか、一般の無関心さにはやはり心配になってしまいます。食の安全が意識されはじめた昨今、何年かの間にエコロジーも浸透していったように、このあたりの価値観も良い方に変わっていけばと願わずにはいられません。