現在発売中の雑誌「特選街」に、デジカメの比較レポートが掲載されている。
いよいよ買う!と言う時でないとなかなか勉強しないし、最近のデジカメの進歩について行けていないようなので買って読んでみた。いわゆるカメラ雑誌ではないので提灯くさくなさそうな気もしたのもある。
結構いろいろと使う側の立場にも立って、こと細かに比較されているようでなかなかいい。ただしそれはコンパクトデジカメまでの話しであって、一眼コーナーになると、もうちょっと突っ込んだ比較が欲しかった。
比較記事なだけに比較しやすい機能つまりスペック中心にならざるを得ないのだろうが、もっと各メーカーの売り、例えば「ソニーは135mmレンズが素晴らしいので、それでポートレートを撮りたい向きにはイチオシ」といったそれぞれの個性を見極めた評価もあってよかったんじゃないだろうか。また、撮影結果などはレンズをかえて複数例、しかも大きめで掲載してもらえると良かった。ボケ味とか、好みが出てくる部分をもっと見たい人もいるだろう。一般的な比較記事だとどうもシャープでノイズが少なく、発色が良いのがいい性能とされがちなので、解説を加えて各メーカーの狙いもテスターの立場から検証してもらえると面白かったと思う。とはいえ、小生も含めたフツーのユーザーにとってはなかなか興味深く読めたのもたしかだし、これだけの比較記事を書くのも大変だろう。
最初、これを読むと欲しくなってしまうんじゃないかと言う不安もなくはなかったが、結果としては「まだ待ちかなー」と言う感想を持った。どのモデルももう一押し足りない気がするのだ。なんとなく雑誌ではCanonのEOS Kiss デジタル X がイチオシの雰囲気だが、小生としてはαシリーズのもつポテンシャルを再評価した。現行は取りあえずSONYブランドでのお披露目役もあっただろうから、今後出るレンズも含めてモデルチェンジ後に期待がかかる。同様にPENTAXも次あたりもっとバランスがとれてきそうだ。と、そんな感じで、総じて次かその次のモデルチェンジくらいで力関係や方向性がもっとハッキリしてくるような気がする。それまではA200で頑張ろうかナ。