おてんばマリー

日に日に活発になっていくマリーだが、きのう突然異変が起こった。

ちょこめいさんに引き取って頂けることが決まったものの、予定の土曜日までは責任もって預からなければいけない。
最初は毎回同じ量のうんちを1日1回くらいの頻度でこなしていたマリーちゃん。そのうち間隔が延びはじめ、1日半くらいあいたかと思えば、昨日などは2日近くもあいてやっとうんちをした。
でも久々の割にいつもの半分程度の量。おかしいなーと思いながら掃除をして、しばらくした時のこと、変な音がすると思ってあわてて箱を覗き込むと、なんともどしている。それもかなりの量で、びっくりしつつも内容を確かめると、どうやら草のようで、長いものが何本もある。1週間前にうちに来てからと言うもの、草を食べさせたこともなければ、草を食べられる環境に置いたこともなく、拾われる前に食べたものが消化し切れず、今になってもどしたのか。可哀想によほど空腹だったのだろう。
もどした直後はまだ普段どおりだったマリーちゃんだが、その後うんちと嘔吐を繰り返し、最終的にはそれまで出ていた1日の5倍ものうんちをし、10回以上も嘔吐をくりかえした。嘔吐の時は全身をうねらせるので、体力的にもかなりキツかったと思われ、次第にぐったりしてしまった。
とりあえずちょこめいさんに報告し、様子を見てどうしても悪そうだったら病院に連れて行くことに決めた。
脱水が怖いので水をあげてみてもなかなか飲まず、もちろん食べることもなく伸びているので、かなり心配したけれど、嘔吐が一段落してから、仰向けに寝てお腹に載せ、両手で覆ってあたためるようにすると、次第に動きが戻ってきた。そのうち覆っていた手を噛みはじめ、病院が閉まる7時頃にはかなり元気に。
嫁が帰ってもぐったりしていたらさぞ心配するだろうと思ったが、昨晩と見分けがつかないほど回復しており、その晩にはついに、回復どころか箱から自力で脱出できるくらいパワーアップしてしまった。そりゃ近いうちに箱は出られるようになるだろうと予想していたものの、とりあえず引き渡しの土曜くらいまでなら平気だろうと考えていたのが甘かった。ジャンプ＆懸垂クライミングで楽々脱出成功。ただ、これでは外出できないので、仕方なくご覧のような蓋を作って防御。この箱はもともとレコードプレーヤーのものなので、このような丸いくりぬきのあるダンボールが付属していたのだ。
猫はよく知らないし、小次郎を亡くしたこともあるので、一時はかなり心配したけれど、マリー本人も吐くまではそれなりに気持悪かったはずで、結果的には良かったと思うし、これで一層身軽で元気になったのもうなづける。
それにしてもこのおてんばぶり。土曜日まで結構手を焼くかも。