1月に京都に行った折に購入した、阪急電車ラベルの日本酒がやっと空きました。
どうも新酒の時期はいろんなお酒を買ってしまい、火入れはついつい後回しになってしまいます。
話を1月に巻き戻して、京都にいった時のこと。お昼前に着いてかみさんが学会へ向かったあと、夕方までの数時間は、最近その存在を知った阪急電車ラベルの日本酒を買いに高槻市は富田へ。事前に蔵へ連絡を入れておいたところ、日曜でも対応していただけるとのことでした。
清鶴酒造さんは阪急富田駅から、南へ歩いて10分程度のところにあります。富田は池田、伊丹とならぶ「北摂三銘酒」のひとつに数えられるお酒の名産地といわれ、現在でもこの一角は寿酒造さんとともに味のある佇まいの建物が残っていますが、こういった町並みを訪ね歩くのも、蔵巡りの醍醐味の一つです。
さて、阪急電車のお酒ですが、まず驚いたのがその瓶。よくある茶色系の瓶に、阪急のラベルを貼っただけかと思っていたら大間違い。ちゃんとマルーンに着色された(つまり不透明の)瓶に、直に阪急のイラストが描かれています!
実は購入時に1785円はちょっとお高いかなあ…と思ったものですが、このこだわりなら納得。
裏側にもこちらはシールラベルですが、駅名標を模したものが貼ってあるこだわりよう。阪急ファンはきっと身悶えすることでしょう。実はこれを剥がすと、さらに小さな阪急キャラクターの絵が印字してあるらしいんですが、もったいないのでまた今度もう1本買ったら剥がしてみましょう。
このお酒のいいところは、えてしてこの手の企画品がアル添酒で作られてしまうことが多い中で、磨き6割の特別純米が使われていること。
飲んでみるとすっきり系です。純米らしい旨味も多少感じられますが、香りもわずかですし、ちょっとすっきりしすぎているような…。
確かにこの時期は生原酒を飲むことが多いので、火入れの加水酒は薄く感じてしまいがちなのかも知れませんが、それにしても色も画像の通り無色に近い感じですし、もしかすると濾過しすぎなのかも。
まあでも、この阪急酒は満足です。お味の方はもう1本買ってあるので、そちらの方でお手並み拝見といくことにしましょう。